グランドエイジ世代の自己解放プロデューサー
Studio anne 主宰
松野 佳代 (まつの かよ)
Profile
東京都出身。3歳で両親を失い北海道に引き取られ養女として育つ。中学卒業まで 12 年間、厳しい虐待を受け続ける環境で「人はなぜ生きるのか」を考えながら生き抜く。高校へ通いながら仕事を始め、意気投合した仲間と通信業のベンチャー起業をスタートさせる。 会社は 5 年で年商 20 億円の企業となり、その収益を基に異業種である飲食事業を展開。他社との差別化を明確にする独自のブランディングで、飲食店5店舗、セントラルキッチン1店舗を展開する繁盛店となる。飲食店経営の傍ら、メニュー開発、料理写真、デザイン制作、販促を日々の実践で体得。グラフィックデザインとカメラを独学で習得し「写真で人は動く」と確信する。数年後、本業の新規事業で経営が悪化。同時期に婚約者が突然他界し、2015 年に会社が倒産。17 年間必死に守って きた会社や自宅、愛する人、すべてを失い人生最大の挫折を経験する。絶望のなか心理学に出会い、自分の人生は虐待の記憶による影響を受けていることに気付き、潜在意識を変える生き方に目覚めはじめる。 その後、3.11 のボランティア活動に出向き、最も悲しいはずの現地の人の明るい笑顔に衝撃を受け、自ら復活を決意。フリーランスデザイナーとして「想いをカタチに」をテーマに活動をスタートさせる。人物撮影を開始し名古屋市中区にて古民家を改装した撮影スタジオをオープンする。現在は、東京都練馬区に撮影スタジオをオープンし、カメラマン業を再開。丁寧なヒアリングと、特にシニア層の魅せ方の提案には定評がある。1 日 1 組限定の独自の撮影スタイルが人気で「安心して任せられた」、「自分を好きになれた」、「人生のこの先が見える」とオープン当初から口コミが広がり、現在も紹介のみで運営し、予約が絶えない。シニア女性たちの本来こう生きたかった、もっとこうしたかったという、人生を取り戻せるような写真を撮り、自己解放に導く「グランドエイジ プログラム」に力をいれている。「命とは有限である!」という理念のもと、後回しにせずやりたかったことをいまやる大切さを伝えている。