『やはり、肉好きな男は出世する ニッポンの社長生態学』(國貞文隆著/朝日新聞出版) vol.144
本日の一冊は
『やはり、肉好きな男は出世する ニッポンの社長生態学』
(國貞文隆著/朝日新聞出版)です。
到達点、です。
いや~、
タイトルだけ見ると
軽い本かと思ったんですけどね。
取材力が半端ない。
そして調べつくしている、
あらゆる資料に目を通している
という自信が文章になって表れている。
すごいジャーナリストだ!
大企業、同族系、外資系、中小企業、ベンチャーなど
様々な視点から社長の生態が暴かれています。
今回はわかりにくくならないよう
どの章からの引用なのかを書き入れました!
やはり、肉は食べなきゃね。
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『やはり、肉好きな男は出世する ニッポンの社長生態学』(國貞文隆著/朝日新聞出版)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022734353/withup-22/ref=nosim社長は責任の重い仕事である。
よく社長にはオーラがあるというが、
その正体は「緊張感」だ。▼第1章 大企業のサラリーマン社長に商売の才能はいらない
社長人事はいつも偶然の産物だ。社員の誰もが認めた人が
社長になることは、本当に稀である。じつは誰が社長だかわからない会社ほど、組織がうまく回って
いて業績が順調であるとことも多い。マキャベリの『君主論』にもあるように、人心を一新するには、
まず先代の部下を切ることから始めなければならない。成功している社長というものは、例外なく読書家である。
多忙を極める仕事にもかかわらず、よく本を読んでいる。大組織を率いていくということは、よほど人間というものを
知っていなければならない。戦前、安田財閥の総帥だった安田一氏は、父から薦められて、
大学は経済学部ではなく、文学部の中国文学科に入った。
それは、財閥のような大組織をリーダーとして率いるうえで大事なのは、
カネ勘定ではなく、いかに人心を掌握するかにあったからだ。▼第4章 あなたの隣の中小企業社長が日本を支えている
中小企業の社長の関心は、いかに取引先を増やすか、
切られないためにはどうするか、人材をどうやって確保するのか、
そして当面の資金繰りをどうやって乗り切るかということである。自動車の下請け企業は、第1次から第10次くらいまである。
中小企業社長の場合、最後に頼るのは自分しかいないので、
叱咤激励してくれる拠り所が必要なのだ。▼第5章 変わりゆくベンチャー企業の社長像
共通して言えるのは、現在の起業家の半数以上が
大企業出身者である点だ。ベンチャー企業でなかなか伸びないところは営業力がない。
泥臭い営業を嫌うのである。ベンチャーで最もいけないのは、サークルのノリで
組織をつくったり、友人をたくさん経営陣に入れたり、
社長と役員の権限を曖昧にすることだ。参照:
『やはり、肉好きな男は出世する ニッポンの社長生態学』(國貞文隆著/朝日新聞出版)
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ ちゃんとお腹すいてる?
├○
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しかし、
第3章「外資系社長は人格を問われない」
って見出しもすごいですね。。。
どうでもいいことですが、
わたしは最近本当によくお腹が減ります。
先日も打ち合わせの時に
お腹がすきすぎて、
青白い顔をしていた私。
一緒にいる方たちに、
めちゃくちゃ心配されました。
非常食を常備しなければ、
と思う今日この頃です。