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BOOK REVIEW書評

『人はなぜだまされるのか』石川幹人著 vol.143

 
本日の一冊は

『人はなぜだまされるのか』石川幹人著です。

 

『人はなぜだまされるのか』石川幹人著

 

究極要因、です。

 

「予想」が大きく違ったとき
どんな感情を抱きますか?

予想の「誤り」ととらえるか。

予想外れを「新たな理解の始まり」と
とらえるか。

進化心理学で扱うのは、
間接的な「究極要因」なのだそうです。

つまり、過去にこのような環境への
適応競争があったので、
こんな特性が備わっているんだよ、

というような話です。

なかなか奥が深い。咀嚼するのに時間がかかりますが、
その世界観だけでもお楽しみください!

 

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『人はなぜだまされるのか』(石川幹人著/講談社)

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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062577321/withup-22/ref=nosim

生物の「進化」とは、
「進歩」や「発展」とは異なる概念である。

たとえば、いわゆる「退化」も生物進化のひとつの形である。

私たちは、隠れていることが明らかなときは、
まわりの情報で隠れた部分を、無意識に穴埋めするのである。

この遅い変化に気づかない現象を
「チェンジ・ブラインドネス(変化に対する目かくし性)」と言う。

観客の注意をそらせるテクニックのかなめは、
視線(まなざし)と指さしである。

ペットしてのウサギが今ひとつ物足りないのは、
ウサギの視線が検知しづらいのが大きな原因だろう。

進化心理学の立場から考えれば、「記憶」は
生き残るために動物が身につけた「道具」であると言える。

感情の進化を考えると、感情が個人の生き残りだけでなく、
人間集団の生き残りに大きく寄与していることが理解できる。
また、感情の表し方に個性があることが、
集団の発展を支えている現実もわかる。

懐疑は、進化で必要とされてこなかった技能であり、
私たちはそれを苦手としている。

将来の利得を高めるには、予測の正確さに加えて、
対処可能性も重要である。

たとえば狩猟採集時代に、「近い将来、日照りが続くぞ」
と予測できても、水を蓄えておくなどの
対処ができないと役立たずなのだ。つまり、予測ができて、
かつ、それに対処できてはじめて、予測に意味がある。

参照:
『人はなぜだまされるのか』(石川幹人著/講談社)
<Amazonで購入>
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○                                
├○  最近、何に驚いた?       
├○ 
└───────────────────────────────────┘

いや~、

「最近、何に驚いた?」

って、自分で書いていて
刺さりましたわ(^^;

驚くぞ!

もっともっと!

 

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