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BOOK REVIEW書評

『マーケティング・ジャーニー 変容する世界で稼ぎ続ける羅針盤』(神田昌典著/日本経済新聞出版)vol.549

本日の一冊は、『マーケティング・ジャーニー 変容する世界で稼ぎ続ける羅針盤』(神田昌典著/日本経済新聞出版)です。

 

 

コマーシャルインサイト、です。

やはり面白い本でした。

日本のトップマーケッターである
神田昌典さんの新刊です。

激動の時代。

あなたの選択と行動が
未来の現実となるとのこと。

勇気をもらえる本なんじゃ
ないかなと思いました。

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『マーケティング・ジャーニー 変容する
世界で稼ぎ続ける羅針盤』
(神田昌典著/日本経済新聞出版)vol.549
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今、見えないのは、
未来の社会ではない。
社会が変わっていくのに合わせて、
自分はどう変わっていけばいいのか
ーその変容の道筋が見えないのだ。

テクニックは変わる。
技術も変わる。だから今、
即効性があり、楽に結果を
生みそうなものだけ
つまみ食いしても、
すぐに賞味期限はやってくる。

【第1ステージ(戦略)】
収益をもたらすビジネスモデルを作る道筋
【第2ステージ(戦術)】
顧客を創造するメッセージを作る道筋
【第3ステージ(マネジメント)】
社会を形成するリーダーシップを作る道筋

具体的には、年間に何日休みが
あろうとも、社員がひとりも
出社しなくても、成長できる
ビジネスモデル作りにすぐに
挑戦していく会社が勝者となる。

私はコンサルティングの現場で
将来の企業戦略を見出そうとするとき、
創業者の笑顔をイラストで描き、
「創業者が現代に生きていたら、
どんな状況に満足を感じるか」
という問いを立てる。

また、有能なプログラマーは
技術者というより、
詩人に近いといわれる。
理由は、インスピレーションや
インサイトの連続で
プログラムを書き上げているからだ。

中小企業は全法人数の99.7%。
就労人口の70%を占め、
社会的に大きなインパクトがあるセグメント。

それに対してブロックチェーンを使えば、
金融機関や公認会計士なしに、
すべての人と人とが信用によって
つながれるようになる。

なぜなら、新しい成長を
もたらすビジネスモデルは、常に、
「市場」の日常的な安定が崩れ
窮地に追い詰められた
ときから始まるからである。

売れない商品とは、まだ周囲に
良さが伝わっていない自分。
社会に認められていない自分なのである。

あなたの事業から、
捨て去るべき常識はないだろうか?
捨てた後の空白に、
イノベーションの種は宿っている。

事業を続けてきたからこその
「強い遺伝子」が、どの企業にもある。
だが、空気のように当たり前に
なってしまっているから、
その価値が自社では
見えなくなっているのだ。

デジタル時代は、大好きなもの、
得意なものを突き詰めて考えられる人に、
大きなチャンスを与えるのだ。

新商品・サービスを開発する
前にやるべきこと。それは
「コマーシャルインサイト」
を見出すことだ。

このように、専門家である
本人自身が「自分が間違っていた」
と思わされるような気づきこそが、
「コマーシャルインサイト」である。

すべてを捨てたとしても、
顧客のために残したい
ひとつの商品とは何か?
それを考えることで、あなたは
次のステージに向かうことができる。

リーダーが、未来のテクノロジーに
好奇心を持たなくなった組織は、
急速に衰える。

デジタル時代には、
百貨店を目指すのは、
負け戦に参入するようなもの。
特定の分野で傑出する
専門ショップを目指さなければならない。

いったい、なぜ数年間はかかる
人材育成を、1週間に凝縮できるのか?
その秘密は、ズバリ、
「デジタルデータの活用」だ。

再現性を高めるために、
麺の素材の配合、スープの味、
具材の仕込みなどを0.1グラム単位
で計測し、データ化しているが、
同校のデータベースに
あるのはそれだけではない。

地域ごとの好みや、だしの濃淡の違い、
飲食店案内サイトの評価や立地、
坪数、家賃、座席数からみた
売上データ、インスタグラムに投稿
してもらうための美しい盛り付けなど、
さまざまなデータを持っている。

ただ商品を売るだけでなく、
伴走まですることで、
顧客を目標達成に導くことができれば、
その顧客は会社のファンとなり、
一生その会社のことを忘れない。

優秀な人材はたくさんいる。
ただ優秀な人材を束ねられる人材が、
表に出てこないのだ。

参照:
『マーケティング・ジャーニー
変容する世界で稼ぎ続ける羅針盤』
(神田昌典著/日本経済新聞出版)vol.549
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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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百貨店になろうとしていませんか?
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すべてのエネルギーを
注ぎ込めるひとつの商品は
何でしょうか?

あれも、これも、
と器用にこなすのではなく、

デジタル時代には、
大好きなことをつきつめ、
より尖ることが大事!

なのですね。

芝蘭のところに来る
受講生たちも、

次に進むべき道筋のために、
変容のプロセスの学び!

をしている方が多いですね。

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