『正しい判断は、最初の3秒で決まる 投資プロフェッショナルが実践する直感力を磨く習慣』(慎泰俊著/朝日新聞出版)vol.227
こんにちは、
本日の一冊は
『正しい判断は、最初の3秒で決まる 投資プロフェッショナルが実践する直感力を磨く習慣』(慎泰俊著/朝日新聞出版)です。
シンタイチ、です。
なぜアイデアは
時間が経ってからやってくるのか?
と不思議に思ったことはありませんか。
私も考えるだけ考えて、
フッと一息ついたときに
突然降りてくることが何度となくあります。
だから、
メモが手放せないです。
ふと、よぎる感じを瞬時につかまえるには
書かないことには!!
です。
疑問1:なぜアイデアは時間が経ってからやってくるのか?
疑問2:なぜあなたのアイデアを分かってくれる人と分かってくれない人がいるのか
疑問3:なぜ賢い人間でさえも経験者には騙されてしまうのか
疑問4:なぜ濃い経験をした人ほど判断力に優れているのか
疑問5:そもそも直感や信念は鍛えられるのか
などに、
様々な経営者や哲学者、科学者などの
文献を取り上げながら挑んでいるのが今日の本です。
タイトルは今風で
とても手軽に読めそうな気がしました。
ですが、びっくりするくらい
参考文献からの引用も多く重量感がありました。
著者はモルガン・スタンレー・キャピタルを経て、
バイアウトファンドの投資プロフェッショナルとして
活躍している方です。
日本発の「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド」
を企画した方でもあります。
めちゃくちゃ納得感があったのは、
これ。
『信念と言わずとも、気合い・根性・努力といった名前で
呼ばれる、一見すると泥臭くて「直感」という言葉の持つ
スマートな響きとは対極にあるものが、
直感の土台としては必要不可欠のように思えてならない』
です。
経営者は意思決定が仕事!
その秘密に迫る本に
興味を持って挑んでみました。
いまどきの本と違って、
行間が広くありません。
でもその隙間に、
著者の大事にしてきたものを
少しだけ垣間見た気がします。
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『正しい判断は、最初の3秒で決まる
投資プロフェッショナルが実践する直感力を磨く習慣』(慎泰俊著/朝日新聞出版)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022510781/withup-22/ref=nosim人生における素晴らしい経験は、その人にとってかけがえのない
財産となり、適切な反射力として実を結ぶ。
センスや直感なども全て経験の賜物だ。アイデアを生み出す際には、名詞・形容詞ではなく動詞で
考えることの重要性が説かれることが多い。直感は、自分の目の前にある問題を解決するための
アイデアを生み出す源泉となる。思想はその人に課題を選びとらせ、行為のきっかけを与える。
そうして新しい体験が積み上げられ、その人の思想はまた
アップデートしていく。直感は発想において、信念は行為において最善の選択肢を
選びとっている。逆にいえば、不要な選択肢を排除してくれている。直感は考えぬかれた事柄についてのみやってくる。
伝説のトレーダーとされる人の多くは自分の部屋に
神棚を置いているし、ジンクスを大切にする。一つの分野で深い専門性をつけると、他の分野における物事も、
その比喩で見ることができるようになる。比喩は、異なる物事を繋げて創造をするのに必要なセンスだが、
自分の血肉となったような領域においてこそ、その力は発揮されるのだろう。禅のこの点、自意識から超越された身体知にこそ、本書の冒頭で
紹介したスティーブ・ジョブズが心酔する東洋哲学の真髄がある。感動をしやすい状態とは、何事からも学ぼうとしている状態なのだと僕は思う。
疑問こそ、感動の出発点だ。
参照:
『正しい判断は、最初の3秒で決まる
投資プロフェッショナルが実践する直感力を磨く習慣』(慎泰俊著/朝日新聞出版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022510781/withup-22/ref=nosim
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ 「経験」という土台に優るもの無し。
├○
└───────────────────────────────────┘
脳科学において、
「ひらめき」と「直感」は厳密に
区別されているそうです。
「ひらめき」は、思いついたその理由を
明確に言語化できる。
「直感」は、理由もわからない確信です。
言語の定義をしっかりしていないと
見誤りますね。
やはり、
言語は重要!