『経営幹部 100の兵法』(大橋武夫著/PHP研究所)vol.226
こんにちは、
本日の一冊は
『経営幹部 100の兵法』(大橋武夫著/PHP研究所)です。
進言、です。
配信が遅くなってしまいました!
すみません。
さっそく本題にいきましょう。
私は方向性を指し示す、
という仕事をしています。
正直、本当にこれで大丈夫か?
と何度も問い直すことしばしば。
救いを求めて、
経営大学院時代にお世話になった
———————————————————
A・Tカーニー日本代表の梅澤先生の新刊
『最強のシナリオプランニング』を読んでみました。
<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492533362/withup-22/ref=nosim
———————————————————
実践編に、
●他業界や、別の職種の人だったら何に着目するか?
●この業界への新規参入を検討する会社だったら何をするか?
●何が起きたら業界が消滅するか?
何が起きたら会社が潰れるか?
●未来から振り返ったら、何が分岐点になりそうか?
という「問い」があり、
胃が痛くなりました。
そうだ!
これはあの本の続きを読むしかない。
そう思ったのが今日ご紹介する本です。
なんと、1973年に発行されたもの。
伝説の名著が文庫で復活!
いやはや、なんというかですね
あまりの本質論で驚きました。
何度も後ろを振り返って、
本当に1973年に書かれたのか?
と確認してしまったほど。
元陸軍中佐。
戦後は多くの不振企業を復活させた
経営者だそうです!
こんな方がいたんですね。
勉強不足でした。
兵法経営論ですが、
内容はまさにリーダーシップ論です。
————————————————————————
『経営幹部 100の兵法』(大橋武夫著/PHP研究所)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569760651/withup-22/ref=nosim経営者は、まず自分がしようと思うことを確定し、これを内外に
宣言しなくてはならない。外にあらわさなければ人にはわからない。
わからなくては協力のしようがないのである。熱中せよ。しかし方向を見失ってはならない。
川喜多二郎氏の社長像
一 問題提起においては芸術家のように。
二 現状把握は科学者のように。
三 本質追求は哲学者のように。
四 構想・計画においては政治家のように。
五 手順化においては技術者のように。理想と現実とのくいちがいを克服するものは信念である。
要するに、不確実さと偶然に支配されない経営はない。
成功したときも、失敗したときでも、その原因を確かめておくことが
大切である。引き続き成功するために、そして二度と失敗しないために。幹部の価値は、その責任観念と信念の失われた瞬間に
消滅するものと思わねばならない。とくに経営者の責任観念は、
会社の運命を左右する。責任感は人間を強くしてくれる。
統率者は激情のなかにあっても均衡を失わず、先見性と智謀を
発揮しなければならない。すなわち、心のなかに、いつも
不動の羅針盤を持つことが大切である。部下よりすぐれているだけでは統率はできない。
統率には技術が必要である。経営でも、いちばん大切なことは、社長の決心である。
決心は企業の運命を左右する。トップは決心の機関なのである。
参照:
『経営幹部 100の兵法』(大橋武夫著/PHP研究所)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569760651/withup-22/ref=nosim
————————————————————————
というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○ 本質は時代をまたぐ。
├○
└───────────────────────────────────┘
なんと驚いたことに、
「会社を動かす情報活動」というところは
スパイについて書いてありました。
へえ~!
という感じ。
「有名なゾルゲ・スパイ団がなかなか発覚しなかったのは、
金を浪費しなかったからである」
と。
古典に明るい方だったんだな、
ということは本当によくわかります。
この方の他の著書も
読んでみたくなりました!