『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(山口揚平著/ダイヤモンド社)vol.199
本日の一冊は
『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』
(山口揚平著/ダイヤモンド社)です。
交換、です。
つい2日前、
すごい報告を受けました。
これは成果報告なのですが、
のちほど興奮をおさえてお伝えします。
さて、今日は気になりながらも、
タイトルがどうもな~
装丁も地味だしな~
と、手を出していなかった本。
ちらっと立ち読みしたら
面白いので買っちゃいました。
●未来に向かってお金がどうなっていくのか?
●お金の本質ってなんでしょうか?
みたいな疑問に答えてくれる
ある種、予言書的な要素もありましたね。
価値を価格に換える方法。
信用創造。
そのたとえとして、
「ゴッホ」と「ピカソ」というタグが持ち出されたのです。
タイトルは、これですからね。
『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』
途中、面白く読み進めていて
線を引くのを忘れちゃったくらいです。
「お金のピラミッド」という図表には、
ちらっと目を通しておいて損はないですね。
お金を介さない経済の世界へ、
ようこそ!
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『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(山口揚平著/ダイヤモンド社)<Amazonで購入>
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91歳で生涯を閉じたピカソが、手元に遺した
作品は7万点を超えた。(略)ピカソの遺産評価額は、
日本円にして約7500億円にのぼったという。
生前のピカソは、日常生活の少額の支払いであっても、
好んで小切手を使ったという。
商店主は、小切手を銀行に持ち込んで現金に換えて
しまうよりも、ピカソの直筆サイン入りの作品として
部屋に飾るなり、大事にタンスにしまっておくだろう。
そうなれば、小切手は換金されないため、ピカソは現金を
支払うことなく、実質的にタダで買い物を済ませることができる。
生命保険は不安を、ギャンブルは欲望を喚起することで稼ぐ。
面白いことに、この生命保険とギャンブルの市場は、
どちらも約20兆円という同程度の市場規模を持っている。
宝くじの胴元が抜くテラ銭は売り上げの52%。
つまり100円の宝くじ1枚の価値は、買った瞬間には
すでに48円にまで落ちてしまっているのだ。
OPTについて、「最終的な勝者は、人を動かす者だ。
すべてのビジネススキルの中で、組織力学・行動心理学こそ
学ぶ価値がある」と彼は言った。
株の投資とは要するに、価値と価格の差に賭けることだ。
条件とは、実は不安と恐怖の象徴でしかない。
相手が何かをしてくれたら自分もしてあげる、
というのは貧困欲求の表れだ。
メディアの信用は、透明性とそれを守る規律に宿る。
やがて、現在の為替のように、企業通貨の両替商が出てくる。
両替商はレートの計算のために、格付け会社や保険会社と
連携するようになる。
人は、「つながり」と「物語」にお金を投じるのだ。
今、価値を数字で表現せずに、有機的な存在のまま
流通させることが少しずつ見直されている。
これからのコミュニティの土台は、場所でも仕事でもない。
その人が何を考えているか、何を大事にするか(美意識)
といった軸で人びとはつながっていくようになる。
お金のない世界を観る ―それが本当の意味で
「お金の正体を知る」ということなのだ。
参照:
『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(山口揚平著/ダイヤモンド社)
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ 「預金残高」よりも「信用残高」の時代では?
├○
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いや~、ピカソって
日常生活でもそんな天才だったのか、と。
小切手が自分のサイン入りだと
現金化されないだろう~
なんて考えていたとしたら
確信犯じゃないか!
すごいぞ。
オーガニックエコノミーの時代。
なんだかいろいろ考えさせられました。
私の周りにもお金系のプロフェッショナルが
たくさんおります。
この本を読んで、感想とさらなる考察をください。
よろしくお願いいたします。