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BOOK REVIEW書評

『価格の心理学』(リー・コールドウェル著/日本実業出版社)vol.200

本日の一冊は

『価格の心理学』(リー・コールドウェル著/日本実業出版社)です。

 

 

『価格の心理学』(リー・コールドウェル著/日本実業出版社)

 

 

アンカー、です。

 

 

どちらを買おうか?

いや~、ほんとに迷いますね、
日々のお買い物。

先日、私もエアコンを買い替えなければならず
大型電気ショップに足を運びました。

アテンドしてくれた店員さんの
説明のわかりやすさに感動しました!

私の投げかける質問がまた、
すこぶる鋭かったようで(まあ仕事の範疇)
業界地図まで頭の中に描けました。

エアコン買うだけで大げさな!!

でしょうか。

まあ、性分だから仕方がありません。

つねにリサーチ!
こんなときこそリサーチ!

です。

というわけで、意思決定に至るわけですが
店頭の販売価格って本当に
心理学の世界ですね。

性能、値段、もろもろ比べる対象が
山のようにあってどれをアンカリングするかによって
ずいぶん変わってきますね。

では、
みなさんに、聞きます。

420円の卵&ローストトーストのサンドイッチを
490円のスモークサーモンのバケットと入れ替えました。

これは、値上げでしょうか?
それとも、値下げでしょうか?

 

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『価格の心理学』(リー・コールドウェル著/日本実業出版社)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534050429/withup-22/ref=nosim

どんな価値も最終的には、「苦しさ」と「楽しさ」という2つの
基本的な感情と、「時間」と「金銭」という2つの現実的な
利便性から派生している。

商品やサービスを提供するための原価を出せば、設定できる
最低価格はわかるが、それが適正価格というわけではない。
というのも、適正価格は販売量によって変化する。

商品の独自性が強ければ、高額な金額を支払ってくれる
セグメントをメインターゲットにすべきである。

もうひとつ多くの新規ビジネスが陥りやすい間違いは、
自己評価が低すぎることである。

したがって正確に調査するには、相手に金額を答えてもらう
のではなく、質問に具体的な金額をいれておくことである。

420円の卵&ローストトーストのサンドイッチを
490円のスモークサーモンのバケットと入れ替えれば、
値上げだろうか?値下げだろうか?

市場拡大をねらう場合は、高額商品を購入してもよいと
思っている顧客からの利益はあきらめることになる。
その状況を避けるには、高品質な商品バリエーションを用意すればよい。

理想は3:4:6なので、現在のサービス価格が6万円であれば、
中間価格が8万円、最高価格はさらに50%高い12万円になる。

何かが将来起こると思っているのであれば、その距離は時間になり、
何かが遠くで起こると思っていれば、その距離は空間になる。

顧客との目に見えない勝負に勝つには、自社の商品と
競合商品との直接的な比較ができないようにすればよい。
バンドリング(パッケージ化)は、最強の作戦になる。

どのような指標やデータを準備すべきか(生産性、節税額、
年間の予算や売上目標への貢献など)?

つまり消費者に2回判断してもらうと、購入をやめる確率も2倍になるのだ。

相手にはどのような制約がありますか?

参照:
『価格の心理学』(リー・コールドウェル著/日本実業出版社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534050429/withup-22/ref=nosim
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○   その「見え方」で大丈夫でしょうか?
├○
└───────────────────────────────────┘

価格モデルは36事例紹介されていました。

もちろん、著者も言っておりますが
これらの組み合わせも存在しますので
それぞれのビジネスにあわせて選んでいくことが大事。

例えば、
2、顧客に合わせた相場
6、一式のパッケージ料金
9、イギリス式オークション
21、フリーミアム
31、季節料金制

など。

ほんとに、価格戦略って
奥が深いですね。

そうそう、コンサルタントのフィーについての
考え方も掲載されていますよ。

関係者はちらっとでも
目を通しておいた方がいいかもしれません。

 

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