SCROLL

BOOK REVIEW書評

『CEOからDEOへ – 「デザインするリーダー」になる方法』(マリア・ジュディース著、クリストファー・アイアランド著/ビー・エヌ・エヌ新社)vol.278

こんにちは、

本日の一冊は

『CEOからDEOへ – 「デザインするリーダー」になる方法』

(マリア・ジュディース著、クリストファー・アイアランド著/ビー・エヌ・エヌ新社)です。

 

『CEOからDEOへ - 「デザインするリーダー」になる方法』(マリア・ジュディース著、クリストファー・アイアランド著/ビー・エヌ・エヌ新社)



DEO(ディーイーオー)、です。





脳が揺れました!





私は読書筋を鍛えているので、

少し負荷がかかっても

たいてい耐えられるのです。





でもこの本は、

脳が大きく反応しましたね。

最高です!





これからの時代に求められるのは、

CEO(チーフエグゼクティブオフィサー)ではなく、

DEO(デザインエグゼクティブオフィサー)

だという話。





デザインといっても、

ああ、デザイナーとかのデザイン?

と思わないでくださいね。





システム思考の話です。





つながりの話です。





私の言葉でいえば、

ストーリー戦略の話です。





いまの時代がまさか、

「情報化社会だ!」と思っている人は

私のメルマガ読者にはいないと思います。





すっかり時代は様変わりしています。





ではどんな時代を経てきたか

ざくっというと、





「工業化時代」から、

「情報化時代」を経て、

「コンセプトの時代」





です。





「コンセプトの時代」がピンとこない方は、

ダニエルピンク著の

『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』

を読んでください。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837956661/withup-22/ref=nosim





それにしても

本当に脳が揺れました。





うれしくなりました。





●おすすめの関連書籍も名著ぞろい!

●紹介されている名言も秀逸!

●翻訳も見事!





私は個人的に、

「下半期いちばんの本」だと思っています。





脳がこんなに揺れたのは

そういうことでしょう。





あまり聞いたことのないような出版社ですが、

書店ではかなり並んでいる記憶があります。





これは永久保存版です!





この本を読んでアイデアがわいてこないのは、

もはやこの時代に無意味である

「変化を嫌う」という無謀な抵抗をしている

可能性があります。





たとえば私の机の上にこっそりと

この本を置いてくれる人がいたら、

間違いなくその人を側近としたいと思います。





なぜなら時代を読むセンスがある!





ということだから。





現在のCEOに不安がある人は、

この本をこそっと机の上においてみては

いかがでしょうか?





この本を読むときは、

必ず横にペンとノートを

置いておくことをお薦めします!

 

 

————————————————————————

『CEOからDEOへ – 「デザインするリーダー」になる方法』

(マリア・ジュディース著、クリストファー・アイアランド著/ビー・エヌ・エヌ新社)

<Amazonで購入>

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861009359/withup-22/ref=nosim





今では、「何の仕事をしているの?」という単純な質問が

1つの肩書や職務では答えられない複雑な質問と化している。



DEOは、変化を起こしたい、リスクを負って冒険をしたいという

願望もあるが、自分の世界の人々がみんなつながり合っていることが

わかっているので、つながりを重視する「システム思考」をする。



まわりのすべてが変化し動いているときには、

「じっとしていること」がむしろ失敗につながる。



「システム思考」というのは、ごく簡単に言えば、

つながりを理解する能力のことだ。



全体のトップを対象とした調査では、全体の62%が、ビジネス上の

決断を下すときに直感力や第六感を信頼すると回答したという。



DEOは、他人と自分との違いを知ろうとする。そして、どうしてほかの

人たちが自分と違った解釈や感じ方をするのか理解しようとする。



画一性を嫌い、多様性を求めるなら、庶民の世界に身を置くのがいい。



新しい可能性は毎日生まれている、次に大当たりするのは

自分の会社だと信じることができるのだ。



DEOは、詳細な情報やデータと格闘して、

意味のあるエレガントな解決法を見つけ出すのが好きなのだ。



DEOの問題解決は、問題の構図を把握することからスタートする。



自分をよく知ることが、インテグリティを備え、

信頼性を確立するための第一歩となる。

自分のことがよくわかっていなければ、

結局は自分に忠実になるのがむずかしいからだ。



インテグリティを大事にしない人たちからは遠ざかろう。



傲慢さは自分に焦点を合わせることで生まれるが、

謙虚さはもっと高い次元の理想、つまり自分の存在がちっぽけ

に思えるような使命や目標を目指すことで生まれる。



DEDは、自分の強みである創造性を失うことを心配してはいない。

なぜなら、それはDEOの本質であって、たんなるスキルではないからだ。





参照:

『CEOからDEOへ – 「デザインするリーダー」になる方法』

(マリア・ジュディース著、クリストファー・アイアランド著/ビー・エヌ・エヌ新社)
<Amazonで購入>

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861009359/withup-22/ref=nosim

————————————————————————

 

というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!

┌───────────────────────────────────┐

├○

├○   成す人は「己」をよく知っている。

├○

└───────────────────────────────────┘





いろんなフレーズに

しびれまくりましたが、

とくにこれ。





↓ ↓ ↓



「DEDは、自分の強みである創造性を失うことを心配してはいない。

なぜなら、それはDEOの本質であって、たんなるスキルではないからだ」





どうですか!!





本質であって、たんなるスキルではない。

だからそれを失うことがない!





なんというカッコいい言葉か!!





今日はいつにもまして

「!」マークが多いですね。





まあそれだけ興奮したということです。

芝蘭友の書評メルマガご登録はこちらから

CONTACT

お問い合わせ