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BOOK REVIEW書評

『コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術』杉野幹人、内藤純著 vol.31

こんにちは、

本日の一冊は、

『コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術』杉野幹人、内藤純著

です。

 

『コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術』杉野幹人、内藤純著

 

 

1万円札の原価は20円だそうです。

 

 

すごい付加価値ですね。

さて本日は、いきなりです。

「関係」ではなく、「関係性」
「価値」ではなく、「価値観」
「目標」ではなく、「目的」

という言葉にピンときた方に、
ぜひ読んでいただきたいと思います。

まえがきを読み、目次を脳裏に焼きつけ、
第4章から第6章を熟読すれば
大事なポイント8割はおさえられると思います。

 

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『コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術』(杉野幹人、内藤純著/東洋経済新報社)

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「コンテンツ」が氾濫する時代を迎えているからこそ、
その「コンテンツ」の真の理解のために、「コンテンツ」の
裏側にある背景や前後関係や文脈といった
「コンテキスト」の理解が重要になっているということである。

この三つの要素からなる「コンテキスト思考」の
フレームワークを、生態系になぞらえて「3S」と呼んでいる。

「価値観」という「コンテキスト」を洞察する
「Soil(土壌)のコンテキスト思考」のメリットは、
自分に合った意思決定をするための
「ぶれない自分軸」を持てることである。

「目的」という「コンテキスト」を洞察する
「Sun(太陽)のコンテキスト思考」のメリットは、
「共感」を導き出せることである。

先の1万円札の例でいうと、
原価20円の紙である1万円札が提供する“機能”は
1万円分の商取引ができるということである。

この1万円分の商取引という機能に対して1万円の価値を
見出しているのが、「物質に対する価値観」である。

他方の「価値観」は「精神に対する価値観」である。
これはモノゴトが提供する“情緒”に「価値」を見出す際の
深層心理における評価の眼である。

「教養」とは「全体像を想像する資質」

これからの時代に必要なのは、知識を幅広く、
そして深く理解し、その上でそれらを統合して捉えて
全体像を理解することである。

私たちが出逢った「おもしろい成果」を生み出す人たち
に共通するのは、モノゴトの裏にある「コンテキスト」
に対しての意識が高く、それを洞察する力を持っていることである。

参照:
『コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術』(杉野幹人、内藤純著/東洋経済新報社)

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というわけで、

 

●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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「コンテキスト」は使命に宿る。

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引き寄せ?でしょうか。

以前にもメルマガでふれた「教養」について、
ヒントとなることがこの本の第6章に書いてありました。

「コンテキスト思考」の土台となる2つの基礎能力は、
「教養」と「楽観」だと。

これがないと空回りしてしまうのだとか。

良きものを生み出すための教養を
しっかりと身につけたいと思います!

 

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