『頭は「本の読み方」で磨かれる』(茂木健一郎著/三笠書房)vol.316
こんにちは、
本日の一冊は
『頭は「本の読み方」で磨かれる』(茂木健一郎著/三笠書房)です。
きみはどう思う、です。
まあ驚くくらいに
いろんな大きなことが
同時並行で進んでいます!
車に例えるなら、
いまギアが何速なのか
わかりませんが、
あと2段階くらいあげて
飛ばしていかねばなりません。
と、マニュアル限定車の免許しか持っていない
私がえらそうに言っております。
もっというなら
もはやペーパードライバーです。
気持ちの上ではびゅんびゅんと
飛ばしております。
さて!
やはり本について書いてある本は
どうにも気になる性分ですね。
茂木さんの本を読みました。
装丁もかっこいいし、
思わず手にとりますよね。
●いい本は人にしゃべりたくなる作用を持っている
とのこと。
たしかに!
今日の冒頭のキーワードに、
「きみはどう思う?」をいれたのも、
それです。
会話にのぼらないものは、
やはりどんなものでもインパクトに欠け、
つまらないということ。
「どう思う?」
これは私の口癖でもあるので、
親近感がわきました。
読んでいて、
私の中でやはりそれか!
と思う部分がありました。
それは、
「何事も“他人事”ではなく
“自分の課題”として考えたときに初めて、
脳は本気になって潜在能力を発揮する―」
という茂木さんの言葉です。
他人事ではダメなのですよ。
脳は本気にならない。
力も発揮できない。
人生、いかに自分事にしていくか?
これで勝負あった!
という感じではないでしょうか。
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脳に一刻一刻膨大な情報が入ってくるのを、最後に
「要するに、こういうことだよね」という形に
まとめ上げるのが「言語」です。
つまり言語は脳の情報表現の中でもっとも
ギュッと圧縮されたものなのです。
「本を読むと足場ができる」。
この現象を脳科学の言葉で表現するなら、
脳の側頭連合野にデータが蓄積されていく、ということになります。
側頭連合野とは、記憶や聴覚、視覚をつかさどっている部分で、
その人の「経験」をストックする機能を持ちます。
つまり、「本を読む」ということは、「自分の経験を増やす」ことなのです。
アメリカの有名な作家のジョナサン・レセムという人も
こんなことを言っています。
「何かを“オリジナル”と呼ぶ人は、十中八九、元ネタを知らないだけ」
そして、言葉の能力によって、ものの感じ方、世界の見え方、
世界に対する動き方、人との結びつき方というのは変わっていきます。
言葉を知るということは自分を知ることとイコールで、
自分をよりよく表現できるようになることだからです。
何事も“他人事”ではなく“自分の課題”として考えたときに初めて、
脳は本気になって潜在能力を発揮する―
優れた本は「真実」を語ります。
本を活かすには、あなた自身が人生を懸命に生きなくてはならない。
本当に頭がいい人しかたどり着けない―たくさん考え、苦しみ、
悩み抜いた人しか書けない―文章というものがある。
言葉には意味だけではなく、言葉の並ぶリズムがあり、音楽がある。
つねにその根底にある旋律に気づくほうがよほど大事なのです。
今いちばん人気のあるものが、清少納言を読むとわかる。
参照:
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○ 「経験のストック」を積み上げよう。
├○
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読者ってなにげない一行を
見逃さないものだ、と思ってしまいました。
今回の本ではこれ。
「ぼくは長年『赤毛のアン』を愛読しています」
です。
こういった著者が書いた何気ない一行に、
親近感をもったりするというのは
なかなか面白いことです。
茂木さんに会ったときには、
赤毛のアンを話題にすると盛り上がれるかもしれません。