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BOOK REVIEW書評

『なぜか「いいアイデア」が次々出てくる人の思考法』(軽部征夫著/三笠書房)vol.243

こんにちは、

本日の一冊は

『なぜか「いいアイデア」が次々出てくる人の思考法』(軽部征夫著/三笠書房)です。

 

『なぜか「いいアイデア」が次々出てくる人の思考法』(軽部征夫著/三笠書房)



電着法、です。



前回はコンサルタントの思考法でしたが、

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447802099X/withup-22/ref=nosim



今回は世界初の特許を持つ科学者の思考法です。





文庫本です。

あっという間に読めます。





この著者は、

「バイオセンサー分野の開拓者、権威」

というように紹介されることが多いが、

それは迷惑だ、と話しています。





迷惑!?





いいですね。

こういう言い方。





要は、自分は様々な分野に

興味を持っている。





そもそも「電着法」と呼ばれる世界初の特許も

「メッキの本」を読んでいるときに

ヒントを得たのだと。





なのに、

決めつけられるのは困ると。





まあ世の中の人は

わかりやすくタグをつけないと

記憶に定着できないので仕方がありません。





発想力ってなに?

考えをまとめるってどういうこと?

アイデアを武器にするってどういうこと?





という疑問が渦巻いている方には、

ヒントがあると思います。

 

 

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『なぜか「いいアイデア」が次々出てくる人の思考法』(軽部征夫著/三笠書房)

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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837982433/withup-22/ref=nosim



断片的な知識ではなく、たくさんの知識が組み合わさって、

整理されて頭に入る。これが知恵である。



要は、原理やものの本質だけを頭に入れればいいのだ。



生涯で一〇九三件の特許を取得した(一三〇〇以上という説もある)

エジソンは、米国の五大新聞をすべて取り寄せ、目を通すほどの

新聞中毒だったという。



しかし、いきなりテーマに飛びついてしまうとアイデアは出ない。



1、何をするのか(アイデアのテーマを理解する)

2、何のためにするのか(積極的な動機でアイデアに挑む)

3、する意味や価値があるのか(アイデアの意義と独創性を確認する)



私たちは、意識して考えているときしか脳は動いていないと思っている。

ところが、考えていないときも脳は動いている。



新しいものをつくりたいのか、現象を見つけたいのか、

方法を知りたいのか。



そこで私は最近、常識を疑えと言う代わりに、

非常識を見つけなさいと提案している。



おもしろいことが言える人は、おもしろいことができる人。



収集とは、捨てる作業を同時にしているのである。



こういう「自分の頭の代わりになる頭」をいくつ持っているかが、

トップを走るためのキーである。



自分で感じ、自分で考えなければならない。だから感性が高まるのである。



私の哲学は、“オンリー・ワンを目指す”ことである。



オンリー・ワンは、アイデアや提案の核心部分だけではない。

それを生み出す前提からオンリー・ワンでなければいけない。





参照:

『なぜか「いいアイデア」が次々出てくる人の思考法』(軽部征夫著/三笠書房)
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!

┌───────────────────────────────────┐

├○

├○   「アイデンティティー」は進化する。

├○

└───────────────────────────────────┘





エジソン奨学金試験問題が

いくつか紹介されていました。



(問1)

音楽と雑音の違いを述べよ。



(問2)

教会のオルガンは、一定の暖かさがないと

寒い冬に音が外れるのはなぜか?





答えられますか?



問1、2は物理の問題ですが、



「どんな状況なら嘘は許されると思うか?」



「人生を振り返って満足いく一生だったか、

そうでないかの軸をあなたはどう判断するか?」



というものもあります。



人生観を問う感じです。



おもしろそう!

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