『ヒットを生み出す最強チーム術』佐藤章著 vol.41
こんにちは、
本日の一冊は、
『ヒットを生み出す最強チーム術』佐藤章 著です。
「理解」ではなく「了解」が大事。
「商品開発の掟14か条」のひとつ。
それがはじめに紹介した言葉です。
缶コーヒー「FIRE」、「生茶」「アミノサプリ」など
大ヒット商品の生みの親ともいえる佐藤章氏。
キリンビール営業本部のマーケティング部長です。
今日の本は『ヒットを生み出す最強チーム術』という
タイトルではありますが、内容や読後感からみれば
間違いなく
ヒットを生み出す>最強チーム術
というバランスだと思います。
本質をつかむことがいかに大切か、
それをつかんだらどのようなことが起こるのか、
まさにそこがハイライトでしょう。
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『ヒットを生み出す最強チーム術』(佐藤章/平凡社)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582854877/withup-22/ref=nosim私の仕事のスタイルの特徴は、「人の心にフォーカスすること」と、
「チーム体制をとっていること」です。
共通項は、「人とのつながりを大事にしていること」
とでも言えるでしょう。私は、こうした社内の開発者と
社外の専門家たちとの関係を、
「目利きと火知り(ひじり)」と称しています。火知りとは、文字通り「火を知る人」、つまり火を起こせる人です。
本質を見ずに、価値を上塗りしようとすると
リニューアルは大抵失敗します。
「弱点補強」ではなく、もともとの強さを伸ばし、
進化させていかなければならないわけです。商品は世に出た瞬間に、開発者のものではなく、
消費者のものになります。「どうすれば、美味しいビールがつくれるんですか?」と。
その問いに彼はこう答えました。
「つくるんじゃない。醸し出すんだ」消費者の”今の心の揺れ”に注目することが、
次に来るシナリオを先読みするヒントとなるのです。たとえば、若い層の支持を集めることに成功した「氷結」は、
おじさんイメージが強いチューハイから派生したというより、
若者に親しみのある炭酸や果汁のみずみずしさを基点に誕生しました。“生の言葉”を自分のものにする一番いい方法は、
“一次情報”を足で稼ぐこと。大前提として人が好きか。
人を楽しませたい、喜ばせたいという気持ちなくして、
人の心には入っていけません。参照:
『ヒットを生み出す最強チーム術』(佐藤章/平凡社)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582854877/withup-22/ref=nosim
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というわけで、
●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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「作る」のではなく「抽出」する。
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いろんなメッセージに共感できました。
そのなかでもとくに、
「商品は世に出た瞬間に、開発者のものではなく、
消費者のものになります」
という言葉が印象的でした。
言われてみれば当たり前のことなのですが、
これが意外に難しいですね。
「粘り強さ」のあとにやってくる「潔さ」に、
とても力強いパワーをもらいました。