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BOOK REVIEW書評

『Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる』(ベン・ホロウィッツ著, ヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニア (その他), & 3 その他/日経BP)vol.558

あなたは何者なのか、です。

 

Who You Are
=あなたは何者なのか

はい、このタイトルで
すなわちタイトル買い(笑)

ビジネス書大賞2016 大賞受賞した
『HARD THINGS』
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の著者の新作。

前作の最後には
何が書かれていたかというと、

「自分の独特の性格を愛せ。
直感を愛せ。
成功の鍵はそこにしかない」

と書かれていた本。

そして今回は、
歴史の脇役にいるリーダーたちの
物語をヒントに、

文化をデザインするとは
どういうことか?

に迫っています。

面白かったですね~

集中してあっという間に
読めました。

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『Who You Are(フーユーアー)
君の真の言葉と行動こそが
困難を生き抜くチームをつくる』
(ベン・ホロウィッツ著, ヘンリー・ルイス
・ゲイツ・ジュニア (その他), & 3
その他/日経BP)vol.558
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会社の文化は、リーダーはもちろん、
そこに所属する人たちの
「自分は何者なのか」
「どんな人になりたいか」という
思いに沿っていなければうまく回らない。

トップがいないところで人々が
どんな判断をするかこそが、
企業文化というものだ。
社員が日々の問題解決に使う
一連の前提が、企業文化だ。
誰も見ていないときに
どう行動するかが、企業文化なのだ。

文化は社訓や社是のようなものではない。

侍は武士の原則を
「価値観(バリュー)」ではなく、
「徳(バーチュ)」と呼んでいた。
徳とは行いであり、
価値観とは単なる信条だ。

人の真の姿は、どんな行動を
しているかに表れる。
あなたの行いが、
あなたという人間なのだ。

奴隷文化を世界で尊敬される
文化につくり変えるために
ルーベルチュールが使った
テクニックは7つある。

1 うまくいっていることを続ける
2 ショッキングなルールをつくる
3 服装を整える
4 外部からリーダーシップを取り入れる
5 何が最優先かを行動で示す
6 言行を一致させる
7 倫理観をはっきり打ち出す

復帰直後の会社ミーティングで
ジョブズはこう尋ねた。
「この会社のどこがダメなのか、
誰か言ってみろ」そして自分で答えた。
「プロダクトだ!」さらにこう続けた。
「プロダクトのどこがダメなんだ?」
その問いにまた自分で答える。
「プロダクトがクソなんだ」

ジョブズがアップルに
復帰したときには、
倒産まであと10日という状態だった。

オービッツはこうまとめている。
「文化は見えるものよりむしろ
見えないものによって形づくられる。
意志あるところに文化はある」

また、リーダーは、
価値観の背後にある「なぜ?」を
ことあるごとに訴えることが大切だ。
「なぜ?」がなにより
記憶に刻まれる点だからだ。
「何をするか」は、大量のやるべきことの
なかのひとつにすぎない。

武士の規範は、8つの徳に基づいている。
義、勇、仁、礼、克己、誠、
名誉、そして忠義だ。

侍は「礼」という徳に
「誠」を組み合わせた。
正直さや誠実さのない礼儀は、
中身のない振る舞いだと定義づけたのだ。

重要なのは次の問いだ。
この組織の中で生き残り、
成功するために社員が
しなければならないことは何だろう?
どう振る舞えば組織に馴染み、
どう振る舞えばつまはじきにされるのか?
どう行動したら先頭に立てるのか?

理想の文化を築くための第一歩は、
自分が何をほしいかを知ることだ。

優れた文化をデザインするために
まず気をつけるべきことは、
リーダーがありのままでいることだ。
これが意外と難しい。

企業文化は、リーダーの感性を
反映させたものでなければならない。

自分の欲しいものがわからなければ、
それを手に入れることは絶対にできない。

文化は、あなたが何に一番価値を
見出すかを知ることからはじまる。
その価値観を反映する行動を
組織の全員が実践できるように、
リーダーは努力し続けなければならない。

参照:
『Who You Are(フーユーアー)
君の真の言葉と行動こそが
困難を生き抜くチームをつくる』
(ベン・ホロウィッツ著, ヘンリー・ルイス
・ゲイツ・ジュニア (その他), & 3
その他/日経BP)vol.558
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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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欲しいものがわかっていますか?
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なんだか最近、

あなたは誰ですか?
自分は何者なのか?

を追求する本が増えてきて
本当にうれしい限りです。

ビジネスプロフィールの
パイオニアとして、

12年も前から
「あなたは誰であるか?」
を研究してきた芝蘭にとって、

ようやくその時代がきた!
という気がするのです。

 

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