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BOOK REVIEW書評

『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書』(中島輝著/SBクリエイティブ)vol.505

本日の一冊は、『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書』(中島輝著/SBクリエイティブ)です。

6感です。

最近目にするようになった
キーワード。

そのものずばりの本なので、
気になって買いました。

エビデンスをいろんな文献から
引っ張ってきている感はあるのですが、

この手のテーマは、
芝蘭も気になるところなので
読んでみました。

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『何があっても「大丈夫。」と
思えるようになる 自己肯定感の教科書』
(中島輝著/SBクリエイティブ)
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アメリカで行われた心理学
の研究によると、私たちは1日に
6万回の思考をおこなっているそうです。

しかも、その6万回のうち
約80パーセント、約4万5000回は、
身を守るためのネガティブな
思考になりがちであることもわかっています。

つまり、「自己肯定感は揺れ
動くものである」と知り、
「今、自分の自己肯定感は
どういう状態にあるのか」を
意識することで、どんな環境下でも
自分をフラットな状態に
戻すことができます。

報酬系を満たしやすい条件は、
次の2つです。
・達成できそうな課題にとり組むこと
・課題を達成したいという成功体験を得ること

ここで注目したいのは、
「認めてもらいたい!」気持ちが
強くなったら、自己肯定感が低く
なっているのだな、と気づくことです。

しかし、なぜ自己肯定感は
こうも簡単に上下動して
しまうのでしょうか。その理由は、
自己肯定感が“6つの感”に
よって支えられていることにあります。

1.自尊感情・・・自分には価値があると思える感覚
2.自己受容感・・・ありのままの自分を認める感覚
3.自己効力感・・・自分にはできると思える感覚
4.自己信頼感・・・自分を信じられる感覚
5.自己決定感・・・自分で決定できるという感覚
6.自己有用感・・・自分は何かの役に立っているという感覚

日本の社会は、自尊感情が
傷つきやすい構造を抱えているのです。

「if-thenプランニング」は心理学、
脳科学など数多くの学術研究で
効果が立証されていて、
人間はあらかじめ「Aという状況に
なったときには、Bをしよう」と
決めておくだけで、行動に
移しやすくなることがわかっています。

自己効力感が高まると、
自分は何かを成し遂げることができ、
目標を達成できると信じられる
状態になります。つまり、
勇気を持てるようになるのです。

自己肯定感の低さは、
世代間をまたいで連鎖します。

私たちの脳には、達成されたことよりも、
達成されなかったことや
中断されたことを気にする性質があります。

「私が決めた!」という自己決定感を
どれだけ多く経験し乗り越えたかで、
人生の幸福度の高低が決まってくるのです。

実験でも、「ヤッター!」の
ポーズをとることで血流が良くなり、
脳内で恐怖を感じたときに出る
コルチゾールが下がり、
勇気のホルモンと呼ばれる
テストステロンが増えることが
証明されています。

自己肯定感が低下すると、
朝、洋服をなかなか決められない、
朝、しんどいのに髪型も
決まっていない気がする、
と些細なことが気になったりします。

参照: 
『何があっても「大丈夫。」と
思えるようになる 自己肯定感の教科書』
(中島輝著/SBクリエイティブ)
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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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脳を味方につけていますか?
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自己肯定感、
あちこちで聞こえてくる
キーワードですね。

たしかに調子が悪くなると、
鏡みてもテンションがあがりません。

この本に書いてあった、
「やったー!」ポーズを
してみようかなと思います。

とっても簡単です。

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