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BOOK REVIEW書評

『情報生産者になる』(上野 千鶴子著/筑摩書房)vol.473

本日の一冊は『情報生産者になる』(上野 千鶴子著/筑摩書房)vol.473
です。

『情報生産者になる』(上野 千鶴子著/筑摩書房)

 

ノイズ、です。

情報とはなにか?
と聞かれて即答できるでしょうか。

著者は、社会学者で
東大名誉教授の上野 千鶴子氏。

新書なのに分厚い!

何かを書いて発信する
人は目を通しておくとよいと思います。

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『情報生産者になる』(上野 千鶴子著/筑摩書房)vol.473
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情報には、生産・流通(伝達)
・消費の過程があります。

情報はノイズから生まれます。
これが情報工学の基本です。
ノイズのないところに情報は生まれません。

ノイズとは何か?
ノイズとは違和感、こだわり、疑問、
ひっかかり……のことです。

問いを立てるには、
センスとスキルが要ります。
スキルは磨いて
伸ばすことができますが、
センスはそういうわけにいきません。

センスには、現実に対して
どういう距離や態度を持って
いるかという生き方があらわれます。

教養がなければ、自分の問いが
オリジナルかどうかさえわかりません。

情報生産者になるには、
アウトプットが相手に伝わってなんぼ。
なぜなら情報生産とは
コミュニケーション行為だからです。

一次情報は観察、経験、
コミュニケーション、対話、
インタビュー、アンケート調査、
統計等から得ることができますが、
最終的に言語的生産物として
アウトプットするためには、
すべての情報を言語情報に
変換しなければなりません。

ノイズとは、現実に対する
違和感、疑問、こだわりのようなもの。
自明性(あたりまえ)の世界で
思考停止しているひとには発生しません。

「批判的」とは、そこに
あるものではなく、
そこにないものを見抜く力を言います。
ただないものねだりではありません。

KJ法のキモは、情報をユニット化する
ということです。
ユニット化するのは、
脱文脈化するための前提条件です。

情報の再文脈化とは、
情報の集合のあいだにある、
当事者も気づかないような
隠れた「構造」を発見する作業でもあります。

コメントのしかたにもお作法があります。
全体から細部へ、重要性の高い
ところから低いところへ、
というのが順序です。

どんなメッセージも
聴衆に届いてなんぼ。

やさしく書くことと
レベルを下げることとは違います。

本を読んでもらうとは、
他人の時間を奪うこと。

書き手を育てるのは、
究極的には読者です。
そして著者と読者をつなぐのが、
編集者を含む媒体なのです。

参照:
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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
———————————–
思考停止していないか?
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本文の中に、
これを見たときしびれました。

~~~~~~~
ノイズとは、現実に対する
違和感、疑問、こだわりの
ようなもの。自明性(あたりまえ)
の世界で思考停止している
ひとには発生しません。
~~~~~~~

思考停止、怖い!

ですが思考停止している人、
本当に多いですよね。

目の前の事象に
なんの疑問も抱かない。

怖すぎます。

芝蘭は小さい頃から、
間違い探しゲームが
大好きでした!

とにかく、
違い!というものに
目が向く性分です。

いままで、
違和感を大事に哲学してきた!
といっても過言ではありません。

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