SCROLL

BOOK REVIEW書評

『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(高橋政史著/かんき出版)vol.259

こんにちは、

本日の一冊は

『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(高橋政史著/かんき出版)です。

 

『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(高橋政史著/かんき出版)

 

再現性、です。

 

 

本好きな人が、
3人に1人くらい絶対に言ってしまう
フレーズって何だと思いますか?

「その人の『本棚』を見れば、
だいたいどんな人かわかるよね~!?」

「ね~!」

です。

私のまわりにはズバリ仕事で
関わっている関係者が多いので
よく耳にします。

ですが!

昨今はデジタル時代なわけで、
ipadやキンドルにそれがあったりするわけです。

これをぐいっと身を乗り出してみるのは、
少々はばかられます。

そこで私にはひとつの
仮説ができました。

本棚チラ見に変わる
新しいのぞきのテクニック!?

それは、
ノートのとり方です!

相手のノートのとり方を見れば、
本棚チラ見と同じ効果がありますね。

そう確信したのが
本日紹介する本です。

私も上手にノートがとれた一日は、
それだけで幸せな気分になります。

コンサル現場やヒアリングしている時に、

「芝蘭さんのメモを見ているだけで
なんだか頭がまとまります」

と言われたら、
本当にうれしいですね。

さて、著者はノートのとり方フェチです。

出し惜しみなく書ききっているのが
好感が持てます。

BCG(ボストンコンサルティンググループ)では、
このノートは備品だそうですよ!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0013RR7LE/withup-22/ref=nosim

 

いずれにせよ、
私のメルマガの読者はたいてい
「先生!」と呼ばれるポジションに
ついている方がほとんど!

部下やお客さんに
こっそりのぞかれても、

「おお!さすが!うちの先生は違う」

と思われるノートのとり方を
身につけておかなければなりませんね。

 

————————————————————————
『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(高橋政史著/かんき出版)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761269987/withup-22/ref=nosim

 

方眼ノートは「再現性」にもすぐれています。
再現性とは、メモした内容はもちろん、そのときの
熱気や臨場感までよみがえってくること。

つまり、頭がいい人は、
・「ノートの使い方を教えてもらった」
・「ノートを赤ペン添削してもらった」
という経験があるのです。

ノートの生命線は「再現性」。これがいちばん大事な目的です。

間違ったノートの使い方を続けていると、頭の働かせ方についても
穴があいてしまい、学んだ知識やスキル、経験、さらには
それにかけてきた時間がすべてムダになってしまいます。

大事なことは「フレーム」があるかどうか。
フレーム=「思考整理の本棚」。

元マッキンゼー日本支社長の大前研一さんは、
巨大方眼ノートを使っていることで有名です。

「書いて満足してしまう」ノートの特徴は、余白が残っていないこと。
余白とは「考えるスペース」。

ノートをタテではなく「ヨコ」で使うのはなぜか?
それは、人間の思考は「眼の構造」に左右されるからです。

整理されたノートとは、何が重要なのかがひと目でわかるノートです。

また、ノートをとるとき「見出し」をつけるようになると、
つけた瞬間にゴールを意識するようになります。
つまり、書き出すと同時に、着地点を意識した
ノートのとり方に変わっていくのです。

記憶のカギを握るのは「頭の使い方」です。
「眼の使い方」を変えるだけで「記憶の回路」を
強化することができます。

「気づき」をストーリーにできるかどうか。これは勉強においても、
仕事においても、「できる人」になる必須条件です。

 

参照:
『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(高橋政史著/かんき出版)
<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761269987/withup-22/ref=nosim
————————————————————————

 

というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○   頭の中も「整理整頓」しよう。
├○
└───────────────────────────────────┘

ふと思い出しました。

以前、たまたま連れていかれた
割烹屋さんに入って
イヤな予感がよぎりました。

残念ながらお値段のわりに
あまり美味しくなかった
という予感が当たったわけです。

メニューを見て
1秒でこのお店ダメかも?
と気付いちゃったのです。

私がなぜ瞬時にそう思ったか?

A4のコピー用紙に
ぎっしり詰まった手書きの文字。

見ているだけで息が詰まる感じでした。

早い話、メニューのひとつひとつが
美味しそうに想像できなかったわけです。

「余白の美」は、
お客さんがイマジネーションする
時空間を表現するものだと思うのです。

私も気をつけたいと思います。

芝蘭友の書評メルマガご登録はこちらから

CONTACT

お問い合わせ