『リーダーの易経「兆し」を察知する力をきたえる』(竹村亞希子著/KADOKAWA)vol.274
こんにちは、
本日の一冊は
『リーダーの易経「兆し」を察知する力をきたえる』(竹村亞希子著/KADOKAWA)です。
時中、です。
知りませんでした。
私は「易経」って
占いだと思っていました。
なんと勉強不足なのでしょう。
反省しました。
「易経」は儒教の経典『四書五経』の
トップに挙げられる経書!
早い話が、
帝王学の書ではないですか!
いや~、勉強不足って恐ろしい。
深く反省。
「帝王学」ってまさに
私のど真ん中のテーマです。
今日の本は、
まさに易経に書かれてある
「龍の話」をわかりやすく解説してくれています。
「龍」はつまり、リーダーの象徴。
この話を自分の成長ステージに
照らし合わせて読むべし!
なのです。
もっとわかりやすく言うと、
「人生のライフステージ」です。
人間版・プロダクトライフサイクル(PLC)
をイメージしてもらうといいかもしれません。
プロダクトライフサイクル(PLC)をイメージすると、
勘のいい人はすぐにわかるはず。
それぞれのステージでの
戦い方がある!
ということ。
そしてそれは、
人間のライフサイクルでも同じ。
四つの龍がでてきますが、
「潜龍」「見龍」「飛龍」「亢龍」のステージで
何をなすべきか?
その各ステージで
何をなしてはいけないのか?
が、明確に書かれています。
前回のメルマガでも紹介しましたが、
いわゆる驕り高ぶったトップがどんな結末を迎えたか?
を紹介しました。
『続く会社、続かない会社はNo.2で決まる』(大塚英樹著/講談社)
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驕り高ぶった「亢龍」にさえならなければ、
前回のような本も存在しないはず。
さらに、なにより目が開いて
電流が流れたのはこれです。
龍の姿に必ず
「雲」が描かれていますよね。
雲がいったい何を象徴しているのか
わかりますか?
それは組織の象徴であり、
ついてきてくれるスタッフの象徴だそうです。
雲を従えなければ
恵みの雨を降らせることはできない。
帝王学の書であり、
自己マネジメントの書でもありますね。
古典ほんとに恐るべし!
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『リーダーの易経「兆し」を察知する力をきたえる』(竹村亞希子著/KADOKAWA)<Amazonで購入>
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易経は占いの書であると同時に、帝王学の書として、
儒教の経典『四書五経』のトップに挙げられる経書でもあります。ちなみに、易経の本文に出てくる龍の名前は
「潜龍」「見龍」「飛龍」「亢龍」の四つです。じつは、大志を抱くのは潜龍の時しかできないからです。
でも、夢は結果的に実現しなくてもいいものです。
一方、志はもっと厳しく、必ず実現させようと固い決意をするものです。たとえば武道で最初に習う基本の型は、まず立ち方と姿勢です。
大人のコピーに徹することが、見龍の時にやるべきことです。
では、躍龍に足りないものは何かといったら、「機を観る力」です。
この「機を観る力」はリーダーには必要不可欠なものです。飛龍には雲が付きものです。雲は龍に従う人々のたとえでした。
多くの人を呼び集める求心力がなければ、
龍は単独では雨を降らせることはできません。亢龍の「亢」は、高ぶるという意味で、驕り高ぶった龍ということです。
「亢龍に悔あり」の「悔い」は不祥事によって失墜した後悔とはちがって、
「まだやり残したことがあるな」という意味になります。リーダーが身に付けるべき、「観る目」を養うには、まず、
時の変化の原理原則を知ることです。ちなみに龍の話の正式な名前は「乾為天」といいます。
(略)「時に中る(あたる)」、または「時に中する(ちゅうする)」
と読み、その時にぴったりの、という意味です。易経は英語では「Book of Changes」、
直訳すると「変化の書」です。じつは、易経には二種類の「きざし」が書かれています。
一つは目に見えない「兆し」。洞察力を持って観るものです。もう一つは目に見える「萌し」。(略)易経がリーダーに不可欠と
しているのは、目に見えない、まだ隠された「兆しを観る目」です。
参照:
『リーダーの易経「兆し」を察知する力をきたえる』(竹村亞希子著/KADOKAWA)
<Amazonで購入>
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ 目えないものを見る力を養おう。
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「経」という漢字は、
なんと偉大なのでしょう!
「経」は、もともと織物の
「たて糸」の意味だそうです。
これをピンと張らないと横糸が通らず
いい織物に仕上がりません。
さらに、「経」の字にはこんな意味も
あるのです!
・物事の道理
・筋道
・人の生きる道
・国家や組織のあり方、システム
なんと深い意味がこの一文字に
込められているのでしょう!!
感動します。