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BOOK REVIEW書評

『百年思考~ホスピタリティの伝道師が説く「日々の在り方」』(高野登著/かざひの文庫)vol.596

百年、です。

 

 

 

 

 

目先のことを
考えるのに精いっぱい!

 

という人が多いのでは
ないでしょうか。

 

そんななかで、
100年後を想像する。
そこに意識を向ける。

 

なにか見えない平原が
浮かび上がってくるような
そんな気がしました。

 

人とホスピタリティ研究所代表であり、
元リッツ・カールトン日本支社長の
高野登氏の新刊です。

 

 

デジタル社会にこそ、
アナログな感性が必要なのです。

 

子供の感性は、季節感
溢れる食卓で育まれます。

 

リッツ・カールトン時代に
二代目社長のクーパー氏から
言われた言葉があります。
「舟の行き先を決めるのは、
風の向きではない。帆の張り方である。
そして、穏やかな海では、
優秀な船長も船乗りも育つことはない。」

 

知識から知恵が生まれ、さらに
知性となり行動が生まれて、
初めて力となります。だから、
自分に対してきちんとした
言葉で問い続けることが、
力を生み出す原点なのですね。

 

健康な体と心を保つことは、
自分へのおもてなしなのです。

 

“ありがとう”という魔法の言葉で
自分の脳と心を疲れから解き放ちましょう。

 

人は生まれてから死ぬ瞬間まで、
様々な経験を積みながら歩んでいきます。
どこに命が宿るか(宿命)は
誰にもわからない。その命をどこに
運んでいくのか(運命)はある程度
決めることができる。そして
その命をどう使うか(使命)、覚悟を決める。
それが天の命ずるところ(天命)であれば、
誠心誠意努める。すると天が
その命を寿いでくれる(寿命)。

 

食べるものが体をつくるように、
使う言葉が未来をつくるのです。

 

感性を磨くことは、仕事のプロとして
大事なことです。感性は多くの場合、
現場経験の積み重ねで磨かれますが、
他にもいろいろ工夫することができます。

 

気づく力は、ビジネスでも
最強の武器になるのです。

 

プロは、常に感性の刃を研いでいるのです。

 

自分はどんな価値を提供できる
だろうかと考えることから
おもてなしは生まれます。

 

ホスピタリティとは、お客様に寄り添い、
言葉にされないご要望をも
見つけだそうとする熱い思いのこと。
そこで力を発揮するのが、
根っこの力、つまり、人間力なのですね。

 

時間があればやるのがアマ、
時間をつくって実践するのがプロです。

 

参照:
『百年思考~ホスピタリティの
伝道師が説く「日々の在り方」』
(高野登著/かざひの文庫)vol.596
<Amazonで購入>
https://amzn.to/3nxiiJu

 

 

というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
———————————–
百年後を見据えていますか?
———————————–

 

右側のページにある
少し大きくなったキーワード、
それにやられますね。

 

良いことが書いてあります。
 ↓↓↓
「食べるものが体をつくるように、
使う言葉が未来をつくるのです。」

 

とかね。

 

本当にその通りですね。

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