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BOOK REVIEW書評

『ロイヤルティリーダーに学ぶ ソーシャルメディア戦略』 高見俊介著 vol.106

 

本日の1冊は、
『ロイヤルティリーダーに学ぶ ソーシャルメディア戦略』高見俊介著です。

 

『ロイヤルティリーダーに学ぶ ソーシャルメディア戦略』 高見俊介著 

 

 

NPS、です。

 

 

 

戦術レベルの話ではありません。
施策やテクニカルな話ではないのです。

ソーシャルメディアの本は巷にあふれていますが、
テクニカルな話ではないところが気に入りました。

顧客ロイヤルティ指標である
NPS(ネット・プロモーター・スコア)の話です。

日本人初のNPSの認定資格を取得した著者による、
ソーシャルメディア戦略の真骨頂。

もはや過去の指標分析ではどうにもこうにも
話にならないというのがわかります。

しつこいようですけれど、
技術、テクニカル、施策的な話ではありません。
戦略レベルの話です。

 

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『ロイヤルティリーダーに学ぶ ソーシャルメディア戦略』
(高見俊介著/ファーストプレス)

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この事件で、ユナイテッド航空は大きなダメージを受けた。
キャロルの歌がリリースされた最初の3週間で、同社の株価は
10%下がり、1.8億ドルもの株式価値が失われたのだ。

顧客=消費者-非顧客

企業のマーケティング活動は、「アクイジション(新規顧客獲得)」
と「リテンション(顧客維持)」という2つの領域に大別される。

ロイヤルティを示す行動は購買だけではない。調査会社の
フォレスター・リサーチは、顧客ロイヤルティを示すものとして
3つの要件を挙げている。

1.商品・サービスに対する次回の購買に対する意思
2.友人・同僚に商品・サービスを推奨する可能性
3.商品・サービスを(競合商品・サービスに)切り替えることへのためらい

ロイヤルティマーケティングの第一人者であるフレッド・ライクヘルドは、
10年以上にわたる研究で、ある面白い事実を発見した。
ロイヤルティと相関性の高い因子を分析した結果、最も
相関が高かったのは「推奨する可能性」という質問だった、というのである。

ロイヤルカスタマーによる経済的価値は、「購買価値」
「口コミ価値」「情報価値」の3つに分けることができる。

いち早く導入に踏み切ったGE(ゼネラル・エレクトリック)CEOの
ジェフ・イメルト氏は、「NPSは最高の指標だ」と語っている。

第1章で紹介したザッポスは、カスタマーサポートによる
顧客ロイヤルティを企業ミッションとしている。
カスタマーサポートこそが成長を牽引する
ドライバー(要因)であることを、強く認識しているのである。

口コミのインパクト
ボリューム×センチメント×インフルエンス

ロイヤルティを軸にCRMを捉えると、違う視点が加わる。
たとえば、「商品を購入しなかった99人のうち、そのメールを
見た結果、そのコンテンツやオファーを不快に感じた顧客は
いなかったか」という仮説が出てくるようになるのだ。

「ADIA」は、「感謝(Acknowledgment)」「対話(Dialogue)」
「インセンティブ付与(Incentivization)」「活性化(Activation)」
の頭文字をとったものだ。

顧客の声を収集する代表的なプラットフォームは、
「ソーシャルメディア」「プライベートコミュニティ」
「顧客パネル」の3つがある。

NPSとは、顧客とブランドとのリレーションを測定するものである。

競争優位性を確立するうえで、「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」
というコンセプトがある。これは、企業のソート(思い、信念、知見)を
ベースに、業界でリーダーシップをとっていくという考え方だ。

口コミ効果を定量化することは、経営層の口コミに対して
見る目を変え、本気度を高め、コミットメントを引き出すだろう。

シマンテックではカスタマーサポート部門内に
「カスタマーエクスペリエンス」というチームを発足させ、
NPSとその改善プログラムを主導している。

参照:
『ロイヤルティリーダーに学ぶ ソーシャルメディア戦略』
(高見俊介著/ファーストプレス)
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目次
第1章 ソーシャルメディア時代のマーケティング
第2章 ソーシャルメディア時代の顧客セグメンテーション
第3章 ソーシャルメディア活用策(前編) 顧客ロイヤルティを把握する
第4章 ソーシャルメディア活用策 顧客をロイヤルカスタマーに変える
第5章 ソーシャルメディア活用策の効果測定
第6章 ソーシャルメディア時代に求められる「真」の顧客中心文化
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というわけで、

 

●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

どの時点をみてますか?

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さてさてさて。

あっという間に5月が迫ってきています!

もうびっくりです!

今年はいろんな人たちと
面白いことをやっていくと決めています。

仕込みの段階は確かに地味で大変ですが、
楽しんでやりたいと思います。

頑張ります。

 

 

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