『ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ』 マーク・ジョンソン著 vol.105
本日の一冊は、『ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ』
マーク・ジョンソン著です。
空白、です。
いきなり、
ですけれども
これはまた永久保存版。
どことなく、
『ストーリーとしての競争戦略』に
近い匂いがあります。
Vol.72 戦略ストーリーのキラーパスを読み解く!優れた戦略の条件とは?
http://www.shirayu.com/letter/2010/000139.html
ですが、
明らかに違うのは、
イノベーションに焦点をあてていること!
世界的なベストセラーである、
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『イノベーションのジレンマ-技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』
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の著者、クレイトン・クリステンセンとともに
イノベーションを基軸としたコンサルティング会社を
設立したマーク・ジョンソンの著書。
ビジネスモデルのアナロジーとして、
19パターンの種類が紹介されており
それぞれの特徴と実例が書かれてあります!
これは、
経営者でなくとも
目を通しておかなければならないでしょう!
という代物ですね。
個人的にはこの1ページを見るだけで、
充分に元はとれると思えるほどです。
ひさびさに、
まるまる2ページがごっそりと
線引きされるような事態に陥りました。
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『ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ』
(マーク・ジョンソン著/阪急コミュニケーションズ)<Amazonで購入>
http://amzn.to/gYGhja成功するビジネスモデルは例外なく、互いに関連し合う四つの
要素で構成されている。第一の要素は、顧客価値提案。
顧客が解決すべき「ジョブ(=用事)」をそれまでより有効に、
あるいは便利に、あるいは安価に実行する助けになる商品や
サービス(もしくは、その両方の組み合わせ)を提供することができる。第二の要素は、利益方程式だ。(略)ビジネスモデルの第三と
第四の要素は、主要経営資源と主要業務プロセス。この二つの要素は、
企業が顧客と自社に価値をもたらす手立てとなるものである。ホワイトスペースで新たな顧客価値提案を確立しようと思えば、
顧客がどのような商品を買いたがるかを推測するのではなく、
ある環境で顧客がどのようなジョブを成し遂げたいと
思っているかを考えるべきだ。成功する顧客価値提案の特徴は、シンプルでエレガントであること。
利益方程式が機能するために必要な変数は四つある。
・収益モデル
・コスト構造
・一単位あたりの目標利益率
・経営資源の回転率1 どれだけの数の顧客を獲得できそうか。
2 一つの顧客が一回の取引で購入する商品やサービスは、
どれだけの数量になりそうか。
3 一つの顧客に、何回の取引が期待できそうか。「間接費はすでに決まっていて、変更しようがない」という
考え方は捨てたほうがいい。ビジネスをおこなう際に目指すべきは、一定レベルの利益率を
確保することではなく、目標とする利益を得るために
必要な水準の利益率を確保することなのである。市場は、誕生し、成長し、変化し、そして死滅する。
市場で売られている商品やサービスの大半が機能性、
信頼性、利便性の三つの側面すべてで顧客ニーズを
おおむね満たすと、市場が完全にコモディティ化し、
競争は価格面にほぼ絞られる。IKEAの家具を買うのは、洋服を買うのに似ている。
インドは世界の総人口の一六%を占める国だが、髪の毛を
長く伸ばしている女性が多く、世界の「総毛髪量」に占める
割合は二八%に達する。この国でシャンプーを売ろうとする
企業にとっては、間違いなく朗報だ。非消費者を生み出す障壁は主に四つある。
資金の障壁、技能の障壁、アクセスの障壁、時間の障壁である。第一の問いは、新しい顧客価値提案を実現することによって
力強い成長が生まれるという筋書きを描けるか。
第二の問いは、成長を実現させるための財務シナリオを
複数描けるか。育成期の早い段階でビジネスモデルの「四つの箱」を
意識的に検討すれば、どのアイデアが最も成功しそうか
を見抜き、致命的な欠陥を抱えているアイデアや、
構成要素間に齟齬があるアイデアを排除しやすい。ビジネスモデルのすべての構成要素がかみ合わないと
価値を生み出せないという点を忘れてはならない。参照:
『ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ』
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目次
第1章 ホワイトスペースとビジネスモデル・イノベーション
第2章 ビジネスモデルの「四つの箱」
第3章 内なるホワイトスペース―既存の市場を変革する
第4章 かなたのホワイトスペース―新しい市場をつくる
第5章 はざまのホワイトスペース―市場の地殻変動に対処する
第6章 新しいビジネスモデルを設計する
第7章 ビジネスモデルを導入する
第8章 既存企業特有の課題
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というわけで、
●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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本当に、かみあっている?
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なんなんでしょう。
書店という空間は。
時間は忘れる。
お金のことは忘れる。
そして、
我を忘れる^^
忘我の境地に入れるものって、
世の中そんなに多くないと思うのです。