『芸術の売り方』ジョアン・シェフ・バーンスタイン著 vol.14
こんにちは、
本日の一冊は
『芸術の売り方』ジョアン・シェフ・バーンスタイン著
です。
お年賀をいただいたみなさまへ
本当にありがとうございました!
ご連絡がいき届かず大変失礼いたしました。
実は昨秋、最愛の祖父が他界しましたので
年始のご挨拶を控えさえていただいておりました。
お年賀をいただいた方には、あらためて
ご挨拶させていただきます。
さて、
新年早々、
読み応えのある本に出会いました!
アートマネジメントにおけるコンサルタントで、
フィリップ・コトラーとの共著もある
ジョアン・シェフ・バーンスタイン。
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『芸術の売り方 劇場を満員にするマーケティング』
(ジョアン・シェフ・バーンスタイン著)
<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862760104/withup-22/ref=nosim/
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・顧客の物の見方について
・それぞれの層に効果的にメッセージを届ける方法
・人口動態的側面
・マーケティング戦略の立案から実行までのプロセス
・市場調査
・インターネットやEメールによるマーケティング
・ブランディング
・定期会員の減少について
・新たな観客サービスのあり方
など、
もうそれはそれは、
ぎっしりと336ページ!!!
たしかに取り上げられている事例は、
演劇、バレエ、クラッシックなどの舞台芸術ですが、
興味深い内容なのですぐに読めました。
事例が豊富なので、
いろいろ試してみたくなると思います。
とくに、
「そのメッセージの一言一句に企業の命運がかかっているのだ」(p8)
という文章を見たときには、
大きく頷いて
「その通り!」
と、本に向かって話しかけていました(笑)
去年の「銀座サローネ」では一貫して
「メッセージの重要性」について話していたからでしょう。
やはりこれは正しかったのだなと、
少しうれしくなりました。
さて、以下、引用が長いので
お忙しい方は読み飛ばしてもらってOKです。
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■『芸術の売り方』(ジョアン・シェフ・バーンスタイン著)より<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862760104/withup-22/ref=nosim/
———————————————————–マーケターはある人物に直接メッセージを伝えるだけでなく、
その人がそれを別の人に伝えやすいように、
メッセージを作らねばならない。カーネマンは、人間は損得の両方を考えるが、
短期間の場合は特に、獲得する価値より失うものを
恐れる度合いが高いと主張する。顧客をどのように定義するか。
顧客とは「チケットを購入する人」なのか、
あるいは「公演を観にくる人」なのか。バーティカル・マーケティングのプロセスは
選択することであるのに対し、
ラテラル・マーケティングのプロセスは
創造することだ。コミュニケーションとは認識することである。
つまり、コミュニケーションの中心となるのは
メッセージの送り手ではなく、受け手であるということだ。『芸術の売り方』(ジョアン・シェフ・バーンスタイン著)より
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862760104/withup-22/ref=nosim/
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とにかく読んでください(笑)
いい本です。
3冊分くらいの価値は十分あるので、
2520円なんて、ほんとに破格。
というわけで、
●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
感覚を研ぎ澄まして、
リアルな書店の棚差し本に注目する。
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私が去年からこだわっていた
「メッセージ」というのは、
つまり、「ブランドアイデンティティ構築のこと」
だったわけですね。
この本は「銀座サローネ」の実践編として
テキストにしたいくらいです。
来週号では、今年度の「銀座サローネ」について
お伝えする予定です。
お楽しみに^^