SCROLL

BOOK REVIEW書評

『くれよんのくろくん』なかや みわ著 vol.126

本日の一冊は『くれよんのくろくん』

なかや みわ著です。

 

『くれよんのくろくん』なかや みわ著

 

 

クレヨン、です。

 

ある企業のCEOに
言われたことがあります。

「芝蘭さんの感性って恐ろしいくらい
強烈に研ぎ澄まされているだね」

と。

うれしい言葉です!

コンサルティングのメソッドや極意を
聞かれることがあるのですが、
答えられません。

自分のことはよくわかりません。
すみません。

でも、以前にもお伝えしたように
「絵を読む」ようにしています。

ということで、
今日はこれぞ
イノベーションを語った絵本!
をお伝えしたいと思います。

絵本にネタばれも何もないと思うので
まずは、セリフをご覧ください。

どんな絵が描かれているのかは
想像力で補ってください!

補足はのちほど!

 

————————————————————————
『くれよんのくろくん』(なかや みわ著/童心社)

<Amazonで購入>
http://amzn.to/pALsGt

「ねぇ、ぼくは? ぼくは どこを かけばいいの?」

「くろくんは、まにあってるよ」

「くろくん! きみ、なんてことを してくれるんだ」

「ぼくらのえが まっくろに なっちゃったじゃないか」

「ぼくらのえが はなびになった!」

 

参照:
『くれよんのくろくん』(なかやみわ著/童心社)
<Amazonで購入>
http://amzn.to/pALsGt

————————————————————————

 

というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○                                
├○ キーマンは2人いる。            
├○ 
└───────────────────────────────────┘

今日は「決めの言葉」が
すぐに理解できない?

そりゃそうです。
絵本をみて絵がわからないと
さっぱりですね。

意地悪しているわけではありません。

いつもビジネス書で
引用文ばかり読む体裁に慣れてしまうと
想像力が欠如します。

本日でいうと、
『キーマンは2人いる』
が決めの言葉ですが、
登場する「くれよん」のキャラ以外に
もうひとり重要な役割を果たすキャラがいます。

それは、
「シャープペンのおにいさん」
です!

これが、裏のキーマンですね^^

真っ黒に塗られた画用紙の上を
すぅ~っと
シャープペンのおにいさんが
身体をすべらせていく。

すると、いままで描かれていた
色がところどころから表れて
真っ黒になっていた画用紙が
「きれいな花火」に見えた!

というカタルシス。

これをクリエイティブ!
これをイノベーション!

と言わずしてなんというのでしょう。

わたしが、絵本でビジネスを読み解く
ライフワークはまだまだ続きます。

見逃すな、
表と裏のキーマンを!

————————————————————————
▼ 著者、中西貴大さんからご感想をいただきました^^
『いつでも安心! ママの手がお医者さん 0歳からのベビー整体』
http://amzn.to/qgoMbJ
————————————————————————

芝蘭さん、前回の本は、自分にとって書き方だけでなく、
プロとは何かを教えてくれた本でした。
私の治療関係の本の横に、小さな本が一緒に並んでいます。
この本は、本当に好きな本でした^^

中西貴大

↑  ↑  ↑

ありがとうございます!

プロとは何か?を教えてくれた本とは、
第123号で取り上げ大変反響の大きかった
http://www.shirayu.com/letter/2011/000244.html
『いますぐ書け、の文章法』ですね^^

文章を書く「心構え」は
どんな世界にも共通するプロの姿勢でしたよね。

中西さん、新しい視点を
どうもありがとうございます!

 

芝蘭友の書評メルマガご登録はこちらから

CONTACT

お問い合わせ