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BOOK REVIEW書評

『創造力』西堀栄三郎著 vol.117

本日の一冊は

『創造力』西堀栄三郎著です。

 

『創造力』西堀栄三郎著

 

 

南極、です。

 

 

久々に読み返したい本。

そして、それはやはり当たり前ですが
永久保存版の本です。

今回の本は、
そもそももう中古でしか手に入りません!

・南極
・品質管理の第一人者
・昭和基地

といえば、

はい。そうです。

第一次南極越冬隊長の西堀栄三郎さん。

改めて読んでみて思いました。

この人は自然と闘った人ではないと。
この人は自然と融合した人だったのだ、

と。

闘うこともいいのですが、
溶け込んだときに
初めて発見がある!

それは自然だけに限らないですね。

そのようなメッセージを
びしびしバシバシと感じました。

改題再編集されたものが

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『技師道十五ヶ条』

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として出ていますが、

希少本が欲しい、
という方は
『創造力』(西堀栄三郎著/講談社)を
お宝にしておいても
いいのではないかと思います。

さらに、改めて読んでみて
これはリーダーシップの本でもあると思いました。

想像を絶する南極の地で
十人の隊員とともに越冬。

リーダーの心構えについて
書かれている箇所もグッときます。

しかし、実に
西堀さんの写真が素敵!

神様のような神々しい微笑み。

日本にはこんなすごい人が
いたのですよ。
誇り高く、懐深く。

 

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『創造力』(西堀栄三郎著/講談社)

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「少し知っている」ということは、
考えようによってはたいへん恐ろしいことである。

つまり、目的が悪いから罪になるのであって、
目的が悪いということはその目的の背後にある
思想なり哲学が問われていることになる。

いかに自己を表現するか、
それは技術といってもよいだろう。

「美とはどういうもの?」と問われても困るが、
私はそれは「感性」だといいたい。
どこかしら「心を引かれるもの」
といったらよいだろうか。

考えてみると、理論というのは全部「線」で、
現実は「点」で表されると理解すれば
よいのではないだろうか。

望ましいことは、「目的」と「結果」が
常に循環していきながら、組織が発展していくことである。
そのためにもまず、「この組織の目的は何であったのか」
を問い直すべきではないかと、私は思っている。

さて、「労働」のもうひとつの要素は
「人に喜ばれる」ということだ。

運と不運を分ける点はほんのちょっとした
小さな分岐点の決断にある。

未来は必ずしも過去の延長ではない。

「情熱がないところに執念はなく、
また、意欲のないところに情熱もない」
ということである。

 

参照:
『創造力』(西堀栄三郎著/講談社)
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○                                
├○ 融合すれば発見できる。                      
├○ 
└───────────────────────────────────┘

西堀栄三郎さんのご実家は、
京都の町なかでちりめん問屋を
営む商家だったそうです。

職人と商人の両方を小さい頃から
みていたからこそ、
リーダーの6ヶ条のひとつであり、
最後にあげられた考え方がでてくるのだな
と思ってしまいました。

六、研究結果を役立て、高く売りこんでやる人

とにかく、もっているだけで
強運になれそうな本です。

 

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