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BOOK REVIEW書評

『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる』(和家智也著/クロスメディア・パブリッシング)vol.498

本日の一冊は、『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる』(和家智也著/クロスメディア・パブリッシング)です。

連続起業家です。

これまで2000件以上の
M&A仲介事業で、
売却相談を手掛けてきた人。

それが本日の著者です。

M&Aということ、
なんか怖いイメージがありますか?

芝蘭はビジネスのひとつの方向性として、
また今の時代にふさわしい
カタチのひとつ!

だと思ってみています。

なんでもそうなんですけれど、
「いろんなオプションを知っている」
ということはとても大事。

日本には本当に
眠れる優秀な資産が
眠っていると思うのです。

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『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる』(和家智也著/クロスメディア・パブリッシング)
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連続起業家とは「2回以上会社を
立ち上げたことがある起業家」
のことをいいます。

連続起業家とは、一度目の起業で
会社を大きく成長させ、
新規株式公開(IPO)か、
M&A(合併・買収)で会社を売却し、
そのIPOかM&Aの「エグジット」で
得た資金・経験・人脈・情報をもとに
新たな会社を創業した人のことです。

会社経営にはゴールがないとしても、
これからのベンチャー起業家は
「自分がマラソンランナーに向いているのか」、
「それともリレーの第一走者に
向いているのか」を、少しでも早い段階で
知っておくことが求められるようになります。

連続起業家は「心がワクワクするかどうか」
を物事の判断基準にしています。

M&Aエグジットをすると、
会社の売却金額にもよりますが、
数億円から10億円近くのお金を
手にすることになります。

会社の魅力とは、売り上げが大きいことや
成長率が高いことだけではありません。
商品やサービスのブランド認知、
ニッチな市場でのシェア、
顧客の継続性や安定性という点にも
会社の魅力が現れます。

それに加えて、優位性のある
仕入れルートの確保、社内業務システム化や
標準化、従業員の勤続年数、
ホームページのSEO(検索エンジン最適化)、
自社で蓄積した実績・ノウハウなど、
目に見えない部分によって会社の魅力が
裏付けされていることが多くあるのです。

実は、しっかりと準備したうえで
M&Aに臨み買い手と話を進めていくと、
どんな大企業でも戦略上の「思惑」や
ある種の「弱点」が見えてきます。

私は、ベンチャー企業のような一つの
小さな組織(法人)で、
直接的な関連性がない複数事業を
展開する多角化をお勧めしていません。

売却理由の説明として一番ダメなのは、
「会社が売れるなら売ろうと
思っています。売れないなら
続けようと思っています」という回答です。

リストアップに際して、私は
「水平型M&A」「垂直型M&A」
「多角化M&A」の3つのパターンで
候補先のイメージを広げ、幅広い視点で
より優良な候補会社を探すようにしています。

最近では、従業員の労務状況に
関するチェックが細かく
される傾向にあります。

たしかに「基準」や「相場」と
いわれるものはあります。
その基準や相場をベースにしながら、
ベンチャー企業に特有の数字では
表れにくい無形資産となるノウハウ、
ビジネスモデル、知的財産、ブランド、
取引先の希少性、従業員のモチベーション、
優良な顧客や会員、WEBシステムや
アクセス数などを総合的に評価しているのです。

上場会社にM&Aエグジットを
目指す際には、「どの上場会社ならいくらの
のれんまで耐えられるか?」を
事前にM&Aアドバイザーと協議すべきです。

参照:『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる』(和家智也著/クロスメディア・パブリッシング)
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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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自社の見えない価値、わかっていますか?
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高く売れる会社の
共通点って知りたいですか?

本書にはそれが書いてありました。
意外に知らない人が
多いのではないでしょうか。

一部だけご紹介すると、

・売上を依存する大口顧客がいない
・ビジネスモデルが収穫逓増型である
・事業の運用がシステムで自動化されている

その他ほかにもたくさんあります。

ぜひチェックしておくことを
おすすめします。

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