『予定通り進まないプロジェクトの進め方』(前田考歩著, 後藤洋平著/宣伝会議)vol.497
本日の一冊は、『予定通り進まないプロジェクトの進め方』(前田考歩著, 後藤洋平著/宣伝会議)です。
プ譜です。
プロジェクトとはなにか?
と聞かれてどう答えますか。
プロジェクト系の本もたくさん
読んできた芝蘭ですが、
なんだかわかりやすかったのが
この本ですね。
定義もしっくりくるものが多く、
明快でした。
著者の見解では、
・「未知」を「既知」に変換していく行為
・ノウハウや知識の不足
・有限なお金と時間
この3つを満たしていれば、
すなわちプロジェクトだそうです。
つまり、
ルーティンではないものは、
すべてプロジェクト!
非常に納得。
いま芝蘭はプロジェクトばかり
のような気がします。
参考にしたい一冊でした!
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『予定通り進まないプロジェクトの進め方』
(前田考歩著, 後藤洋平著/宣伝会議)
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https://amzn.to/2FLvcOh(略)ロボット工学分野の権威である
新井民生先生の「観測できること、
記述ができること、制御ができること、
この三つが可能でなければ
工学は成立しない」という言葉に
基づくものです。プロジェクトとは何か。
それは一言でいえば、
「未知との戦いの連続」です。ルーティンワークでない仕事は
プロジェクトであり、社会活動は
すべてプロジェクトだ、
といっても過言ではありません。大事なのは、「リンゴが欲しい」
というオーダーに対して、
「なぜリンゴですか」
「リンゴを使って、どうなりたいのですか」
という質問をくり返すことです。当然、「すぐ欲しいですか」
「いつまでに欲しいですか」
「予算はどの程度準備がありますか」
という予備質問を添えることも大切です。それはすなわち、いま発している言葉が、
「要望、要求、要件、仕様、設計」の
どこに該当するのか、ということです。プロジェクト定例会議の目的を考えると、
アジェンダは基本的に
次のような形式しかありえません。・現在守ろうとしている計画は
どれかということの確認
・それに対する現状認識
(=ギャップや課題)が何であるかの共有
・課題への対処方法のすり合わせ実は、ここで肝心なのが、
定例会と定例会の間の時間を
どう過ごすかです。それを可能にする思考の働きは、
大別すると三つあります。すなわち、
「状況の評価」「次のアクションの選択」
「リソース配分」です。プ譜の特徴かつメリットである
「可視化」「問題解決」に続くのが
「編集性」です。「地によって図が変わる」という
考え方をさらに一歩進めて、
プ譜で活用するための方法が、
「問題の表現を変える」ことです。・定量的な表現は、定性的な表現に変える
・定性的な表現は、勝利条件を
達成した時のユーザーや社会の「状態」を書く参照:
『予定通り進まないプロジェクトの進め方』(前田考歩著, 後藤洋平著/宣伝会議)
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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シンプルにチェックしていますか?
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施策の選び方のコツ、
も赤線をいっぱい引きました。
・シンプルか?
・費用対効果が高いか?
・トレードオフは?
・進展性は高いか?
・現在のリソースで実行可能か?
・タイミングは適切か?
など。
なんだかできそうな気がする!
と思えたプロジェクト系の本でした。
語り口調にも好感が持てました。