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BOOK REVIEW書評

『LIFE SHIFT』(リンダグラットン (著)/ 東洋経済新報社)vol.422

本日の1冊は、
『LIFE SHIFT』(リンダグラットン (著)/ 東洋経済新報社)です。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)  リンダ グラットン (著), アンドリュー スコット (著),

 

リ・クリエーション、です。

かなり後回しになっていた本を
ようやく読み終えました。

成長至上の次に来る
新しい生き方のようです。

不確実極まりない時代において、
なにを、どう準備して
おけばいいのか?

目次は、

・100年ライフ
・長い生涯
・過去の資金計画
・雇用の未来
・見えない「資産」
・新しいシナリオ
・新しいステージ
・新しいお金の考え方
・新しい時間の使い方
・未来の人間関係
・変革への課題

です。

名著本を要約してきた
芝蘭から言わせてもらうと、

この本を
ひと言で表現するならば、
「再創造」がテーマの本です。

少なくともどんな心構えで
いなければならないのか?

がわかります。

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『LIFE SHIFT』(リンダグラットン (著)/ 東洋経済新報社)

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人生の道筋に関する常識は、
すでに変わりはじめている。

40~50代の人は、働きはじめたとき、
60代で引退するつもりだっただろう。
しかし、あなたの職業人生は、
少なくともあと25年続く可能性が高い。
しかも、これから訪れようと
しているのは、スキルの価値が
瞬く間に変わる時代だ。

人生で多くの移行を経験し、
多くのステージを生きる時代には、
投資を怠ってはならない。
新しい役割に合わせて自分の
アイデンティティを変えるための投資、
新しいライフスタイルを築くための投資、
新しスキルを身につけるための投資が必要だ。

100年ライフの恩恵の一つは、
余暇時間の使い方を見直し、
消費とレクリエーション(娯楽)の
比重を減らして、投資と
リ・クリエーション(再創造)の
比重を増やせることなのかもしれない。

さまざまな変化を重ねつつも、
自分の本質であり続ける要素とは、
なんなのか?

前述のように、いま先進国に
生まれてくる子どもの過半数は、
100年以上生きると予想される。

(略)ソフトウェアは、ハードウェアが
ムーアの法則により得た恩恵を
十分に生かし切っていない。
あと数十年分の進歩の余地は残っている。

問題は、なにが起きるかわからなければ、
なにかに対して備えるということは
難しいということだ。

最もわかりやすい生産性資産は、
長年かけて身につけたスキルと知識だ。

人生の物語が一貫性をもつためには、
継続性(自分の変わらない要素は
なんなのか?)と因果関係(自分に起きた
どの出来事が原因で変化が起きたのか?)
の両方の要素が欠かせない。

自分についての知識と多様性に
富んだ人的ネットワークは、
変身の基盤をつくり出す。

人間がロボットや人工知能と違うのは、
イノベーション精神と創造性があり、
遊んだり、即興で行動したりできることだ。

長い人生には、変化と変身がつきものだ。
だからこそ、長寿化時代には、
変身資産という新しいタイプの資産が重要になる。

「私は何者か?」
「私はどのように生きるべきか?」
という問いに答えられるのは、
結局のところは本人しかいない。
人生が長くなれば、これらの問いは
無視できないものになる。

参照:
『LIFE SHIFT』(リンダグラットン (著)/ 東洋経済新報社)
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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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あなたは、何者ですか?
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教育機関も新しいテクノロジーにより、
脅威にさらされています。

教育機関がとるべき4つの課題は
本書にこう書いてあります。

1.新しい学習テクノロジーと
 経験学習を取り入れること

2.年齢の壁を壊すこと

3.創造性、独創性、やさしさ、
 思いやりを教える方法について深く考えること

4.テクノロジーの進歩に対応する
 ための実践的な専門教育を
 急速に拡大させること

です。

教育関係者の方はぜひ、
参考にしていただければと思います。

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