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BOOK REVIEW書評

『木に学べ』西岡常一著 vol.45

こんにちは、

本日の一冊は、

『木に学べ』西岡常一著です。

 

『木に学べ』西岡常一著

 

 

「木」づくし、です。

 

 

今日はいきなり本題です。

最後の宮大工棟梁と呼ばれた
西岡常一氏の言葉の数々。

法隆寺の宮大工棟梁で、祖父、父から
口伝にて叩き込まれたその生き方。

その仕事哲学に大きな勇気をもらいました。

以前、NHKプロフェッショナル仕事の流儀に登場
された宮大工・菊池恭二さんのお師匠さんにあたる方、
それが西岡常一氏です。

 

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『木に学べ』(西岡常一/小学館)

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木のクセを見抜いてうまく組まなくてはなりませんが、
木のクセをうまく組むためには人の心を組まなあきません。

『千年もってくれ、千年もってくれ』と打つわけですわ。

いちがいには言えませんけど、
50メートルの木の高さやったら、
50メートル下まで根が入りこんでると言われてます。
枝が幹から10メートル横にのびたら、
根も横に10メートル根を張ってると言われます。

木というのは人間に似てます。

宮大工の教えに
「道具は得心がいくまで研げ」というのがあります。
得心がいくまでというのは、これ以上研げんということですな。

わしらにとって、道具は自分の肉体の先端や。

研ぎがでけん人は素人や。

お釈迦さまの舎利(仏陀の遺骨のこと)を埋めて、
その上にたてた塔婆が五重塔なんですな。

みんな気張ってやっているんですけど、
学ぼうという心がないと、
ただ仕事をするだけになってしまうんです。

あの棟梁にこんな仕事したら、あとでやり直させられるとか、
あの棟梁に言われたら、これだけの仕事をしなければならん、
ということを知ってるわけです。

(略)こういうことをふまえておかんと、
魂の入ってないものしか作れませんわな。
形だけまねしておっては、自分のものというのはできません。

参照:
『木に学べ』(西岡常一/小学館)

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というわけで、

 

●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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1000年先を考える。

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昔の職人さんが一枚ガンナで引いて
仕上げた木の肌は、そこにハエが止まろうとしても
滑ってしまうくらい見事なものだったそうです。

最近、残念なことに木のぬくもりを感じる空間が
本当に少なくなっているような気がします。

いろんなところでふと素敵な木を見かけたら、
ぜひ木に触れてみてください。
きっと元気がでると思います^^

 

 

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