『企画のつくり方』 (原尻淳一著/日本経済新聞出版社)vol.307
こんにちは、
本日の一冊は、
『企画のつくり方』 (原尻淳一著/日本経済新聞出版社)です。
3M、です。
なんとなく前から思っていたのですが、
新書は面白いですね。
安定感がある、
という言葉がしっくりくるでしょうか。
今日の本は、
軽く企画のヒントにしようと
思って購入した本なのですが、
後半はほとんど
ポケットMBA的な感じでした!
たしかに、
どんな素晴らしいアイデアや企画も、
動き出さなければ絵にかいた餅。
前半部分だけでも、
発想支援のツールとして
おもしろいものが紹介されています。
「漢字コンセプトピラミッド」
も面白いです。
漢字が好きな私としては、
なんだか共感できました。
読み進めていくと、
後半は完全に戦略の話です。
プレゼンテーションのための
要約編集もあって、
びっくり!
なんだか2冊分読んだ感じ。
非常によくまとまっている本です。
これ、コンサルタントの方はぜひ
目を通しておいた方がいいですよ。
使える図解がたくさんあります!
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『企画のつくり方』 (原尻淳一著/日本経済新聞出版社)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453211330X/withup-22/ref=nosim少し余談になりますが、マッピングとは数学用語です。
発想を加速させるコツは、磁力を持っているキーワードを
まず見つけることからはじまります。ビジネスモードへ情報変換する際には、3つの視点で考えると便利です。
1つ目は「機能」を分析すること。(略)2つ目は「構造」を見抜くことです。
(略)3つ目は「ビジネスモデル」です。このように企画づくりは「コンセプト/概念設計/デザイン」が
三位一体になって表現されるべきものです。すなわち、クリエイティブ力があるとは、情報変換力に
長けていることと同義なのです。鳥瞰図といえば、大正から昭和にかけて活躍した鳥瞰図絵師の
吉田初三郎が有名です。生涯3000点以上の鳥瞰図を描いたと
言われています。事業領域は3つのフィルターで考えていきます。1、ユニバース、
2、セグメンテーション、3、ターゲティングです。ユニバースとは、
企画立案する上で規定した事業領域のことです。コミュニティは何かをつくりたがっているのです。多くの
企業が意志の解釈を取り違えているように思える中で、
顧客をうまく巻き込み、共創のプラットフォーム構築に
成功している事例があります。それが無印良品です。わたしがプロモーション内容を考える時、常に考えていることが
3つあります。それは「メッセージ(Message)」「メディア(Media)」
「メソッド(Method)」の3Mです。このメッセージの強さがプロモーションを左右するキモになります。
コンセプトは何かを行なう時の考え方の軸となるものです。
だから、絶対ブレてはいけない。変わってはいけない概念のことです。参照:
『企画のつくり方』 (原尻淳一著/日本経済新聞出版社)
<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453211330X/withup-22/ref=nosim
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○ コンセプトを死守せよ。
├○
└───────────────────────────────────┘
何度もお伝えしていますが、
本ってなぜこんなに安いのでしょうか?
この内容で860円+税って
どういうことでしょうか。
私は作り手の労力がわかっているので、
いつもこの価格に不思議感が芽生えます。
本づくりに関わるみなさんに、
感謝してもしきれません。
ありがとうございます。
おかげで私の本棚や部屋は
整理しても整理しても片付きません。
なんとかせねば!