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BOOK REVIEW書評

『自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇 管理しない会社がうまくいくワケ』(アービンジャー・インスティチュート著/大和書房)vol.419

本日の一冊は、

『自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇 管理しない会社がうまくいくワケ』です。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

外向き思考、です。

この本のテーマ。

それは、個人、チーム、組織において
パフォーマンスを飛躍的に
向上させるための考え方です。

外向き思考パターンになれ、
と言っている本です。

では、外向き思考とは何か?

キーワードは、

・他者の状況を把握する
・適切な努力をする
・結果の評価

です。

この著者の前作は、
世界で150万部を超える
大ベストセラーですね。

芝蘭も昨年執筆した、
『死ぬまでに一度は読みたいビジネス名著280の言葉』(芝蘭友著/かんき出版)の中で、

マネジメント編の1冊として、
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(大和書房)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479791779/withup-22/ref=nosim
を取り上げました。

前作からの期待を裏切らない
内容ですね。


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『自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇 管理しない会社がうまくいくワケ』(アービンジャー・インスティチュート著/大和書房)
<Amazonで購入する>
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479796088/withup-22/ref=nosim

「ものの見方」ならびに「他者との関係性」や
「他者に対する責任のとり方」を
根本的に変化させたときこそ、
人は大きく変わる。

外向き思考を身につけるには、
自分の利益を超えた
広い視野を持つことが大切だ。

マインドセットを変えようとした組織は、
行動の変化だけにアプローチした
組織よりも4倍も成功する率が高いのだ。

内向き思考では、人は自分のために
なるかどうかを考えて行動する。
外向き思考では、集団的成果が向上するか
どうかを考え、行動できるようになる。

なぜなら、組織がその戦略、構造、
システム、プロセス、そして日常的な業務
において外向き思考になればなるほど、
そのアカウンタビリティー、協調性、
革新性、リーダーシップ、文化、
顧客に提供できる価値のすべてが向上するからだ。

(略)まわりの人たちのニーズや
目的に関心をもつことが、
外向き思考の人と内向き思考に
とらわれている人を分けるカギである。

「相手のニーズ、目的、
課題がわからないのなら、
いったい何のために行動しているのか?」

内向き思考の人々や組織は、
自分たちの仕事がうまくいくように動く。
外向き思考の人々や組織は、
他者の仕事がうまくいくように手助けするのだ。

常に外向き思考で働く人たちを
観察した結果、あるパターンが見つかった。
1.相手のニーズ、目的、課題にしっかり目を向ける。
2.人の役に立つよう適切に努力する。
3.自分の仕事が相手に与えた結果を理解し、
それについて責任を負う。

相手が変わってくれるかどうかは
気にせず、自分が相手をどう見るか、
どう協力するかを変えることができれば、
マインドセットは変えられる。

弊害となるのは、
「自分が変わる前に相手に変わってほしい」
と思ってしまう内向き思考だ。

外向き思考は人を甘くするのではない。
賢くするのだ。

対照的に、相手を成長させる責任のある
親や上司が外向き思考だと、あえて
厳しい態度をとることもある。
なぜだろう?人が本当に求めていることとは、
甘やかされることではないからだ。

上司が達成しようとしている目標が、
あなたにとっての目標である。

私に何ができるだろうか?
そして他の人たちは、
それを私にやらせてくれるだろうか?

参照:
『自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇 管理しない会社がうまくいくワケ』(アービンジャー・インスティチュート著/大和書房)
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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努力の方向性が間違っていないか?
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いろんなエピソードが紹介されている
本ですが、ハイライトはやはり
138ページから141ページでは?

と思っています。

「本当の望み」は満たされているか?
の項目です。

エチオピアの農村地域での
水の供給の話なのですが、
水を何ガロン運んだか?

これを指標にしている限り、
本当の望みにはたどりつけない。

ぜひご購読いただき、
どんな指標に切り替えてさまざまな
アイデアが生まれるようになったか?

確認してみてくださいね。

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