『デザインの輪郭』深澤直人著 vol.20
こんにちは、
本日の一冊は、
『デザインの輪郭』深澤直人著です。
デザイン書にコンサルの原点がありました。
プロダクトデザイナー深澤直人
という名前を知らなくても、
壁掛け式のCDプレイヤーや、
±0の「加湿器」といえばピンとくる方もいるでしょう。
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『デザインの輪郭』(深澤直人著)
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という本を読んで、
コンサルティングの原点に気づかされました。
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参照:『デザインの輪郭』 深澤直人著
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見えないものを見せることが、デザインの目的ではない。
今、「選択圧」という言葉に興味があります。これは、進化論とか
遺伝子の研究の中で使われる言葉で、ものが淘汰されるときに
かかる圧力のことをいうらしいのです。アイデアの価値は、理屈や説明がなくともすぐにわかるのである。
アイデアのもとは消さなければいけない。
ものがアイデアを語ってはいけない。虚子が説いた、現実をありのままに描写する「客観写生」。
「自分を打ち出すだけの句は醜い。主観を消し、淡々と描写してこそ
人びとの深い共感を呼ぶ」と書かれていた。人間には、ふつうというところから抜け出したいという願望と、
もとに戻りたいっていう願望と、両方があると思います。朽ちていく美しさのことをずっと考えている。
ノートの罫線をデザインしてくださいと依頼されたときに、
真っ白な紙を提示してもいい。
「何もデザインしていないじゃないですか」といわれても、
それがいちばんいい答えならそうすべきです。参照:『デザインの輪郭』 深澤直人著
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私の仕事は、
「人間を編集すること」です。
その人の本質を最大限に引き出し、
ときには言葉をつくり、その人自身が気づいていないものを
形にする仕事だと思っています。
そうはいっても、
「本当にこれがベストなのか?」
「見落としはないか?」
「違和感はないか?」
といつも考えています。
そんなとき、この深澤さんの本に、
「こうすればきれいになるというような、
ノウハウを知ってはいてもそれだけではだめなんです。
それでいながら、新しいふつうを見つけなければ」
という言葉を見つけたとき、
とてもうれしかったのです。
感じることすべてが情報なんですね。
というわけで、
●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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「新しいふつう」の視点こそ、人が求めているものである。
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人と深くかかわるビジネスをされている方、
アドバイスを生業とされている方に
ぜひ目を通しておいていただきたいと思います。
最近、少しずつですが
本の読み方が変わってきたような気がします。
また何か面白いことを発見したら
みなさんにお伝えしますね!