『ぼくらの仮説が世界をつくる』(佐渡島庸平著/ダイヤモンド社)vol.338
こんにちは、
本日の一冊は、
『ぼくらの仮説が世界をつくる』(佐渡島庸平著/ダイヤモンド社)です。
再定義、です。
ふと思うことがあります。
比喩がうまい人は、
本質をとらえる力がある。
そしてそれを
伝える術をもっている。
では、言い換える表現がうまい人には、
いったいどんな力があるのか?
それはまさに
再定義の力だと思います。
本質を見抜くだけでは足りないのです。
本質をおさえたうえで、
さらにワンレイヤー高いところから
球を投げなければなりません。
いつも仕事をしながら思うのですが、
ワンレイヤー上から語るときに
必要なことがあります。
それは、
仮説です。
よい仮説はまず前提を疑っています。
そして自分の中で、
それを検証しながら再構築しています。
なにを?
新しい世界につながる道です。
自分がどんなドメイン領域で
ビジネスをしているのか?
経験則でお伝えしますが、
たいていみなさん
自分を小さく見積りすぎです。
例えば、
「クリーニング業です」
「飲食業です」
「教育事業です」
「コンサルティング事業です」
「IT事業です」
と一般的な用語で話されるのです。
ビジネスプロフィール添削講座にくる
受講生に実施しているのは、
ビジネスの「再定義」でもあります。
本日はおそらく出版業界や
コンテンツ関係者は目を通しているのでは?
と思った書籍です。
600万部の『ドラゴン桜』、
1600万部の『宇宙兄弟』などを
手がけてきた編集者で
現在コルクの代表、佐渡島さんです。
私はこれを読んで確信しました。
著者は、
コンテンツの話をしているのではない。
仮説の話をしているのでもない。
流通革命に挑んでいるのだな、
と思いました。
元気になれる本です!
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『ぼくらの仮説が世界をつくる』(佐渡島庸平著/ダイヤモンド社)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447802832X/withup-22/ref=nosim
<kindle版で購入>
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仮説を立てるときは、誰でも得られるような数字のデータではなく、
「日常生活の中で、なんとなく集まってくる情報」そして「自分の
中にある価値観」のほうが大切なのです。
では現実的に、何店舗くらいに『宇宙兄弟』を送れるだろうか?
計算してみたら、たった20万円くらいの予算で、美容室400店に、
2冊ずつ郵送できることがわかりました。
自分のやりたいことを決めて、それから情報を集める。
むしろ逆に、強烈な個性を持っている作家がいれば、
「世間をその作家に合わせる」ように仕向けるべきだと思っています。
たとえば「いい作品って、なんだろう?」という質問に対して、
ぼくには自分なりの答えがあります。
それは「世の中に新しい定義を与えること」です。
『宇宙兄弟』は、「人の絆」を再定義してみようと考えていました。
作家は、「異能の人」です。人口の1%どころではなく、
0.1%か、0.01%くらいしか存在しません。一緒に仕事をしていて
感じるのは、彼らは物語を作っているのではなく、頭の中に
もう一つ別の世界を持っていて、そこへトリップしているのです。
作家とそうではない人の分水嶺は
「頭の中にもうひとつ別の世界があるかどうか」です。
日本でヒットしたものだけを海外に持っていくのではなく、
すべての作品を世界に同時に持っていく。それが、
これからの時代の作品の発表の仕方ではないか。
お金が変わろうとしている。ということは、時代が変わる、
ということなのです。
「どちらの欲望のほうが、より本質的なのか」を見極めると、
どちらが残るかがわかります。
おもしろさというのは<親近感×質の絶対値>の
「面積」だったのです。
つまり、人間というのは「本当の自分」というものが
真ん中にあっていろんなことをコントロールしている
わけではなく、すべて他人との人間関係の中に自分があって、
「相手によって引き出されている」のです。
最終的にどのドミノを倒したいのかを見極め、
それを倒すためにはどのドミノを倒すべきなのか。
その「キーとなる最初の1枚」を徹底的に攻める。
参照:
『ぼくらの仮説が世界をつくる』(佐渡島庸平著/ダイヤモンド社)
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ 自分の仕事を再定義してみよう。
├○
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インターネットはありとあらゆることを
進化させてきました。
著者曰く、
「まったく違う業種でも
ビジネスモデルが近づいてきています」
というところを読み落としてはいけませんね。