『戦略がすべて』(瀧本 哲史著/新潮社)vol.337
こんにちは、
本日の一冊は、
『戦略がすべて』(瀧本 哲史著/新潮社)です。
変曲点、です。
どうしたら未来を予測できるのか?
変化の激しい時代に、
このテーマがまったく頭によぎりません、
というリーダーなどいないでしょう。
では、未来とはなにか?
どのように予測するのか?
予測できると何がいいのか?
これは先読み思考であり、
戦略そのものです。
今日取り上げる本は、
『僕は君たちに武器を配りたい』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062170663/withup-22/ref=nosim
で有名な著者です。
京都大学産官学連携本部で
イノベーションマネジメントサイエンスの
客員教授をしています。
そしてなんといってもエンジェルです。
つまり個人投資家。
なにをベンチマークし、
次にどんな世界が来るのか?
自分なりの明確な指標がないと
投資はできません。
自分の見る目がすべて。
何を指標としているのか?
日本の近未来を予測するのは、
どこを素材にしたらいいのかが
書かれていました。
著者が参考にしているのは、
なんと、北海道だそうです!
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『戦略がすべて』(瀧本 哲史著/新潮社)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106106485/withup-22/ref=nosim
「コモディディ化」した人材は、労働市場で価値が低いので、
賃金低下、労働の長時間化に陥ることになる。一方で、
一部の有用な人材には需要が集中し、コストが高くつく。
「人」を売るビジネスには、「成功の不確実性」「稼働率の限界」
「交渉主導権の逆転」の壁がある。
海外でも人気を博している「無印良品」は、そのシンプルさが禅の精神
につながる日本的な美しさとして評価されているそうだ。
したがって、出版業もこれまでの編集者の判断をデーターベース化し、
それを利用して判断するというハイブリッドモデルが最終的に
勝利すると考えるべきだろう。
編集者や著者にはアイディアをひねり出すことができても、
コンピューターはデータ入力無しに仮説を作れない。
つまり、無から有を作りだすことはできないのだ。
こうした市場経済の仕組みの中で、企業は、大別して三つの市場から
評価されている。すなわち、商品市場、資本市場、そして、人材市場である。
人材市場こそが、企業の未来をより先取りし、
より正確に予見しうる市場だ。
私は、二〇三〇年の日本において、リンダ・グラットンが『ワーク・シフト』
で提唱したような「自由な働き方」が大きく広がっているとは思わない。
若者が脚光を浴びるとき、裏にはベテランのパトロンがいる
というのが歴史の真実である。
非連続な変化を生み出す卓越したアイディア、競争ゲームを
変えてしまうような新発見は、民主主義や効率化とは真逆なやり方
からしか生まれてこない。
それでは、日本の近未来を予測するには何を素材にしたら
良いだろうか。私が一つ参考にしているのは、北海道である。
参照:
『戦略がすべて』(瀧本 哲史著/新潮社)
<Amazonで購入>
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ どこに「壁」があるのか?
├○
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ご存知の通り、
戦略とは軍事用語です。
意思決定は、
・戦略
・作戦(オペレーション)
・戦術(タクティス)
と3段階に分かれていると
著者は伝えています。
自分はいったいどのレベルの
意思決定をしているのか?
適宜振り返ってみてください。