『儲けの9割は「値決め」で決まる!』(西田順生著/中経出版)vol.173
本日の一冊は
『儲けの9割は「値決め」で決まる!』
(西田順生著/中経出版)です。
裏の売価、です。
「値決めは経営である」
という言葉は、
もうみなさんにわざわざ言わなくても
誰の言葉かご存じだと思います。
はい、
そう、
京セラの創業者、
稲盛和夫氏の言葉ですね。
こちらに詳しく書かれています。
『心を高める、経営を伸ばす』(稲盛和夫著/PHP研究所)
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で、私は本当に
いつもコンサルをしていて
思うことがあるのです。
「その価格体系、間違っていませんかね?」
ってことです。
ここがテキト~だと当たり前ですが、
いくら頑張ってもね~
悲しい結果にしかなりません。
値決め、難しくいえば
価格戦略やプライシング。
うーん、ほんと、これ超重要!
コンサルで私が目を光らせているのは、
そこだといっても過言ではありません。
実際、きちんとした「値決めのルール」があるのは、
利益意識に敏感な5%の企業だけだそうです。
え?
少なッ。
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『儲けの9割は「値決め」で決まる!』(西田順生著/中経出版)<Amazonで購入>
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たとえば、ある商品を1カ月に30個納品する際、
「一度に30個」を納める場合と、「1日1個ずつ、30日間休みなく」
納める場合に、同じ値段をつけていいはずがありません。
儲かる会社と、儲からない会社の差は何でしょうか。その差はズバリ、
「どれだけ社長や従業員が利益を意識しているか」です。
利益が出なければ、雇用も品質も安全も確保できないのです。
売価は高く、原価は低く、販売数量は多く―。
この利益の方程式の中で、いちばんの肝、それは「売価」です。
正しい値決めができないと、コストダウンの成果は吹き飛んでしまう。
従業員に高いモチベーションで働いてもらうには、
「製品1個、サービス1回の利益」を明確にすることが大切です。
そのためには、何が必要でしょうか。そう、売価と原価。
「表の売価」の陰に潜む条件を、私は「裏の売価の6条件」
と呼んでいます。その条件とは、次の6つです。
1、スペック
2、サービス
3、数量
4、時間
5、値引き(入金)
6、現物
「品質基準をどうするか」というのも、
値決めに大きく関わってきます。
「商人経営」を徹底している会社は、
必ず標準外請求の仕組みをもっています。
多くの会社は、月間の販売数量は気にかけていても、
累積数量(以下、企画数量と呼ぶ)の存在を忘れています。
R社の社長が賢いのは、「激安がんもどき」は夏場だけ販売し、
繁忙期である冬場は通常のがんもどきの製造に専念したことです。
サンプルをつくる場合は、試作代を請求するのが原則。
特に受注製品の場合は、お客様と共同開発することが
多いため、なおさらのことです。
本気の会社は、文書を持ってきます。そして、
「いつから値上げをさせてほしい」と期日も明記されている。
(略)期限や値上げ額の具体的な数字が書かれた文書がないと、
価格交渉はスタートしないのです。
参照:
『儲けの9割は「値決め」で決まる!』(西田順生著/中経出版)
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ 意識改革はお早目に。
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せっかくですから、
稲盛和夫氏が語っている言葉も
一緒にお伝えしておきます。
氏いわく、
「値決めは、経営を大きく左右するだけに、
私はトップ自らが行うべきものと考えています」
「もし値決めによって会社の業績が悪くなるとすれば、
経営者の器の問題であり、心の問題であり、
経営者の持つ貧困な哲学のなせる業だと私は思います」
参照:『心を高める、経営を伸ばす』(稲盛和夫著/PHP研究所)
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経営者の皆さん、
一緒にがんばっていきましょう!