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BOOK REVIEW書評

『稲盛和夫の経営塾』稲盛和夫著 vol.104

本日の一冊は

『稲盛和夫の経営塾』稲盛和夫著です。

 

『稲盛和夫の経営塾』稲盛和夫著 

 

 

問答集、です。

 

 

なにか、
どこか、
たしかな言葉が欲しくて
どしっと腹に落ちるこの本を選んでしまいました。

会社は何のために存在するのか?
会社の大義名分とは何か?
あるべき姿とは何なのか?

昨年、稲盛和夫さんの『稲盛和夫の実学』を
取り上げたときも多くの反響をいただきました。

   ↓   ↓   ↓
Vol.78 経営のための会計学。7つの原則とは?
http://www.shirayu.com/letter/2010/000151.html

こちらは現実に直面している経営者の問題を
Q&A形式で答える体裁。

松下幸之助氏やワコールを築きあげた塚本氏の
エピソードも出てきます。

なんというか、寝ぼけたことを言っていては
いけないなと思い知らされます。

 

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『稲盛和夫の経営塾』(稲盛和夫著/日本経済新聞出版社)

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トップが持つ経営理念、哲学によって会社経営は
大きく左右される、ということを実感してきました。

人間が全身全霊で打ち込むためには大義を必要とします。
「大義」とは個人の利益ではなく、世のため人のため
という「公」の利益のことです。

企業の最高責任者である経営者は、「会社は何のために
存在するのか」、つまり会社の大義とは何かということを
自らに問いながら、あるべき姿を追い求めなければなりません。

値決めの判断基準となるのは、
新商品のお客さまにとっての価値なのです。
まず自分の仕事をよく知ることです。
難しいことをすることが立派なことではありません。

本当の経営は、そんな綺麗ごとでなく、もっと泥臭いものです。

松下幸之助さんがお元気な頃、こんなことがあったそうです。
(略)どうやって原価を1割下げようかと、松下の社内で
技術者たちが集まって議論していました。(略)
一向に結論が出ないまま、侃々諤々の議論が続く。
時間が過ぎ、その場を去ろうとした幸之助さんは、ひと言、
「みなさんね、一割下がらんのやったら、三割下げることを
考えたらどうや」と言って帰られたそうです。

買収される会社の幹部から一般社員までが、新しく社長となる
あなたについていったほうが、以前よりはるかに幸せになれる
と思えるような宣言がまず必要です。

従業員に危機感がないから開発が進まないのではありません。
人間の能力は無限であると信じて、あなたが先頭を走り、
みんなを引っ張って行かなくてはならないのです。

仏教には、「大善は非情に似たり」という言葉があります。

強い会社というのは、技術だけでなく、
総合力で優れているものです。

京セラが今日のような企業に成長したポイントは、二つあります。
一つは、しっかりした経営理念を持っていること、もう一つは
きちんとした経営管理システムを確立していることです。

参照:
『稲盛和夫の経営塾』(稲盛和夫著/日本経済新聞出版社)
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というわけで、

 

●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

その人は、なぜあなたについてくるのか?

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日本にはすごい先人たちがいると
最近、本当によく思います。

なんといいますか、
底力のようなものを感じます。

私も戦うヒーローたちの応援者として
しっかり陰から支えていきたいと
切に思いました。

 

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