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BOOK REVIEW書評

『山岡鉄舟 剣禅話』山岡鉄舟著 vol.87

こんにちは、

本日の一冊は

『山岡鉄舟 剣禅話』山岡鉄舟著です。

 

『山岡鉄舟 剣禅話』山岡鉄舟著

 

 

三舟のひとりです。

 

 

幕末三舟のひとり、山岡鉄舟。

『剣禅話』という、
いかにも私が好きそうなタイトルに
さっそく惹かれてしまいました^^

私は昔から、
「何かを極めた人って、
いつも何を思って生きていたのだろう?」
ということが気になるのです。

時代や世の中が変わっても、
決して変わらない「何か」。

普遍的なものにしか興味がないと
言ってもいいかもしれません。

私がコンサルティングを行うときには、
必ずその方の「好きな言葉」から
「思想」や「縦軸」をさぐりだします。

だから常に、誰かが発する、何か、
多くは言葉ですが、それに異様に執着します。

山岡鉄舟って、よく名前を聞くけど
何をした人だっけ?

と思う方も、まずはどんな文言を残しているかを
眺めてみるとよいかもしれません。

 

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『山岡鉄舟 剣禅話』(山岡鉄舟著/たちばな出版)

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わたしの剣法はただ技術を重視するものではない。
精神のはたらきの極限にまで自分自身がつき進んで行く
ことだけを目標にしている。

道を学ぶ人よ、請う、怠るなかれ。

かれらは、敵に対すると、いきなり勝とうとする気を
先に出してしまい、ただただ血気にまかせて進んで勝つ
ことを考えるのだが、このような剣法を邪法というのである。

優劣ある時は無敵にあらず。

敵と試合をするとき、
刀ではなく心によって相手の心を打つことを無刀という。

目で見ると迷いが生まれるが、
心で見れば、表と裏とに迷うことはない。

残心とは、心を残さずに打てということだ。
これは当たらないだろうと思うところなどをわざと打つのは、
すべて残心というべきである。

いやしくも剣法を学ぼうとする人間は、表面だけの勝負を
争ってはならないのである。

そもそも無為とは何かといえば、動きがなく、しかも同時に
すべてが動いているということなのである。

参照:
『山岡鉄舟 剣禅話』(山岡鉄舟著/たちばな出版)
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というわけで、

 

●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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「残心」には「小欲」がある。

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歴史好きの方には、
何をいまさらかもしれませんが、
幕末三舟とは、勝海舟、高橋泥舟、
そして山岡鉄舟の三人のことをさします。

ちなみに、私はこの本を読んで
またひとつ自分の好きな言葉が増えました!

満足です^^

 

 

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