『ストーリーとしての競争戦略』楠木建著 vol.72
こんにちは、
本日の一冊は
ガリバーのパラドクスです。
今日はいきなり本題です。
戦略とストーリーを語る本には、
いままで数多く目を通してきましたが
私の中で保存版は3冊です。
さて、そんななか新たな保存版として加わったのが
『ストーリーとしての競争戦略』です。
http://amzn.to/a8kQTR
取り上げられている事例は、スターバックス、ドトール、
デル、アスクル、ユニクロ、アマゾン、マブチモーター、
ガリバーインターナショナル、サウスウエスト航空など。
一橋ビジネスレビューで2年近くにわたって連載した
ものを再構成しています。
「戦略ストーリーのキラーパス」
これが肝でしょうね。
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『ストーリーとしての競争戦略』(楠木建著/東洋経済新報社)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492532706/withup-22/ref=nosim「違いをつくって、つなげる」、
一言でいうとこれが戦略の本質です。戦略をストーリーとして語るということは、
「個別の要素がなぜ齟齬なく連動し、全体として
なぜ事業を駆動するのか」を説明するということです。個々の打ち手は「静止画」にすぎません。
戦略にもストーリーとしての優劣があります。
つまり、戦略ストーリーの「筋の良し悪し」です。投資家は長い話を嫌がる生き物の最もたるものです。
戦略は常に未来にかかわっています。だから、戦略には
数字よりも筋が求められるのです。戦略にとって大切なのは、「見える化」よりも「話せる化」です。
戦略をストーリーとして物語る。
ここにリーダーの本質的な役割があります。SPが「他社と違ったことをする」のに対して、
OCは「他社と違ったものを持つ」という考え方です。
※SP(Strategic Positioning)、OC(Organizational Capability)SPが「頭を使う本社発の戦略」であるとすれば、
OCは「体を鍛える現場発の戦略」であり、「体育会系の戦略」です。どんな戦略ストーリーでも、エンディングは決まっています。
それは「持続的な利益創出」というハッピーエンドです。WTP-C=P
これが最も基本的な利益(P)の定義です。戦略ストーリーは終わりから組み立てていくべきものです。
起承転結の「結」をまずはっきりイメージすることが先決です。・ストーリーの強さ
・ストーリーの太さ
・ストーリーの長さ「すべてはコンセプトから」ということは、裏を返せば、
「すべてはコンセプトのために」ということでもあります。戦略ストーリーが意図する強みは、個別の打ち手の中には
ありません。打ち手をつなげていく因果論理の一貫性こそが
競争優位の源泉なのです。優れた戦略ストーリーを読解していると、必ずといってよいほど、
その根底には、自分以外の誰かを喜ばせたい、
人々の問題を解決したい、人々の役に立ちたいという
切実なものが流れていることに気づかされます。参照:
『ストーリーとしての競争戦略』(楠木建著/東洋経済新報社)<Amazonで購入>
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目次
第1章 戦略は「ストーリー」
第2章 競争戦略の基本論理
第3章 静止画から動画へ
第4章 始まりはコンセプト
第5章 「キラーパス」を組み込む
第6章 戦略ストーリーを読解する
第7章 戦略ストーリーの「骨法10カ条」———————————————————–
というわけで、
●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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筋。筋。筋。
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私はコンサルティングをする際、その方の
可能性と少し先に見えるストーリーを読みこんで
アドバイスをさせていただいています。
シナリオライティングを学んでいたのが、
こんなところで活かされていて、
人生って本当に面白いなと思います^^
つながり、
キラーパス、
めちゃくちゃ大事。
つねに的確なパスをおくれる存在でいること、
これが私の役割かなと思います。
頑張ります!