『百年続く企業の条件 老舗は変化を恐れない』 帝国データバンク史料館・産業調査部編著 vol.61
こんにちは、
本日の一冊は、
『百年続く企業の条件 老舗は変化を恐れない』
帝国データバンク史料館・産業調査部編著です。
第5の経営資源です。
百年続く企業の条件。
ずばりタイトルなのですが
とても興味深く読みました。
設立から百年を超す老舗企業を
いまでも支え続けている存在意義(レゾンデートル)
とは何なのか?
私は常々「メッセージ戦略」の重要性について
語っていますので共感できました。
さらに、帝国データバンク著というだけあって
都道府県別データ、老舗財務データ、
年表マニアもなるほど納得な面白いグラフが
掲載されていたりします。
文系理系のどちらの方にも納得な
昨今珍しい1冊かもしれません。
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『百年続く企業の条件 老舗は変化を恐れない』
(帝国データバンク史料館・産業調査部編著/朝日新書)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022732946/withup-22/ref=nosim「家訓、社是、社訓がありますか?」という設問には、
「明文化」もしくは「口伝されている」と回答した企業が
七七.六%にのぼった。「原料に優る技術無し」とは京都府の蔵元。
清酒とみそはおよそ一三○○年前、しょうゆはおよそ
八○○年前にすでに日本にあったと伝えられている。老舗出現率が高い府県は、1京都府(3.65%)、
2島根県(3.50%)、3新潟県(3.37%)、4山形県(3.25%)、
5滋賀県(3.11%)、6福井県(3.03%)などである。大阪で老舗が集中する町は、古くから業種ごとの
問屋が集積していた地域だ。二位の大阪市中央区道修町は
江戸時代から薬問屋が集中していた街で、
現在でも医薬品メーカートップの武田薬品工業や
田辺三菱製薬、大日本住友製薬をはじめとして、
老舗十六社中十一社が医薬品関連の企業である。たとえば、「北海道と九州では明度が違う、(中略)
バケツ型ハンドバックは北海道では売れない、
雪が入りやすいからである」といった細かなデータを収集した。JFLAの中心を支えるのはマルキン忠勇と盛田だ。
ちなみに、盛田はソニー創業者の盛田昭夫氏の実家である。なぜそんなに急激に輸出が増えたのか。
海外に、「薬を貼る」という習慣があまりなかったからである。その行動規範は、現在も金方堂の社訓
「努力は幸福の第一歩/工夫するところに進歩あり/
信用は無限の資本なり」に受け継がれている(略)老舗企業平均では営業利益よりも経常利益の方が多く、
営業外損益がプラスになっている企業が多いことがわかる。いまや組織文化は、ヒト・モノ・カネ・情報に次ぐ
第五の経営資源として注目されている。参照:
『百年続く企業の条件 老舗は変化を恐れない』
(帝国データバンク史料館・産業調査部編著/朝日新書)<Amazonで購入>
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というわけで、
●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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メッセージというDNA。
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日本は老舗大国。
100年以上の老舗が約2万社もあり、
これは世界に類を見ないそうです。
なんだか単純かもしれませんが、
とても日本を誇らしく思えました。
というわけで、
私も頑張ろうと思います^^