『功利主義者の読書術』佐藤優著 vol.39
こんにちは、
本日の一冊は、
『功利主義者の読書術』佐藤優著です。
若干、脳が筋肉痛です。
東京拘置所に512日間勾留され、
外務省のラスプーチンと呼ばれた
元外交官の佐藤優氏。
『功利主義者の読書術』という
タイトルもすごいのですが、
まったく内容が想像できなかったので、
思わず読んでみたくなりました。
本人も話しておられる通り、
この本の中には仕事に役立つ実用書は
1冊も紹介されていません。
というか、
むしろ意図的にそうしているのだと!
カテゴリーとは何ぞや。
という切り口を考えさせられました。
それにしても、本当にパワーのある
まえがきです。
———————————————————–
『功利主義者の読書術』(佐藤優/新潮社)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104752045/withup-22/ref=nosim読書には大きな罠がある。
特に、読書家といわれる人がその罠に落ちやすい。『資本論』の行間から、マルクスは話し上手だったという
印象が浮かび上がってくる。現在でも、飲み会で受けるような
雑学事典的な話が結構あるからだ。筆者は、いくつか大好きなコミックスがあるのだが、
そのうちの一つが『うずまき』だ。一般の区分では、
『うずまき』はホラー漫画に分類されるのであろうが、
筆者は、思想書として読んでいる。(略)ただし、外部の人が拘置所と契約した売店に頼んで
囚人にリンゴを差し入れることは可能である。
リンゴを食べている囚人は
「外部に支援者がいる」ことを意味する。二つの翻訳を比較して、筆者は村上春樹氏の
本質をとらえる語学力と筆力に圧倒された。2月8日、プーチンがクレムリンで行った
「2002年までのロシア発展戦略に関する演説」
においても、男性の平均寿命を60歳に引き上げる
ことが国家目標とされている。それでは『はじめての唯識』の内容を具体的に見ていこう。
多川師は卑近な例から話を深めていく。<手を打てば 鯉は餌と聞き 鳥は逃げ 女中は茶と聞く猿沢池>
(略) 認識は対象によって一義的に規定されない、
すなわち同じ出来事が別の意味に解釈されるという
唯識の考え方がこの短歌に現れている。筆者の経験でも、ドイツ、チェコ、イギリス、
ロシアの知識人は基本的にテレビを見ない。参照:
『功利主義者の読書術』(佐藤優/新潮社)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104752045/withup-22/ref=nosim
———————————————————–
というわけで、
●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
問題意識でカテゴリーが変わる。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
333ページもあるのに、
読後感としては
まだ序論しか読んでいないような
不思議な気分になる本でした。
脳がいつもと違う筋肉を使ったような、
映画とドキュメンタリーを同時に
見せられたような。
ような、ような
ばかりではわかりませんね(汗)
ボキャブラリーをもっと磨きます。