『小説の書き方―小説道場・実践編―』森村誠一著 vol.34
こんにちは、
本日の一冊は、
『小説の書き方―小説道場・実践編―』森村誠一著です。
鮮やかな切り口でした。
ガラスケースに並ぶサラダを前に、
どれがいいのか選びきれない私。
「さっぱりしたサラダが食べたいんですけど」
すると、
コック服を着た30代くらいの男性が
とても真摯に対応してくれました。
「このポテトサラダは、一見、こってりしているように見えますが」
「こちらのサラダは、ドレッシングにとてもこだわっていて」
「そのサラダは海鮮が新鮮で、野菜はオニオンがメインです」
と、
ほぼ全商品解説する勢いで
ニコニコと話し始めました!
(全部、おすすめなのか~)
と、思いつつも
まったく嫌な気がしませんでした。
それは、
●解説がダブらない!
●どれもこれも切り口が違う!
から。
私の気持ちに沿うように
丁寧に選ぶポイントを教えてくれました。
自社の商品を本当に愛しているのだな~
と強く感じた瞬間でした。
と同時に、
「切り口」ってやはり大事だなと痛感。
今回は「切り口」という視点から、ある人物に共鳴。
著作が400冊を突破し、
代表作品に『人間の証明』や『野性の証明』がある
ミリオンセラー作家の森村誠一氏です。
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『小説の書き方―小説道場・実践編―』(森村誠一/角川書店)<Amazonで購入>
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小説は人間や人生を描くことを第一義とする。
人間や人生を描く者がそれを知らないことは、
作家としての基本的な欠陥である。発掘と再生はどこがちがうか。
再生された過去には必ず現代の光が当たっていなければならない。北方謙三氏は可能な限り言葉を節約する。
彼は”儀式”を描くことによって登場人物の
性格を極めて効率的に表現する。鮮やかな切り口とスピード感は短編の生命である。
小説の書き始めは作品の玄関である。
書き始めが作品の玄関であるなら、
タイトルは門に掲げられた表札である。外界のサンプル集である「歳時記」は
物語の宝庫でもある。描写には大きく分けて風景描写、心理描写、状況描写の三つがある。
文体を形成し、磨く方法は、
一、多くの名文に接すること。
二、模倣すること。
三、他人の訂正、修正などと格闘する。
四、模倣を踏まえて、独自の文体を研究、開発する。切り口とは作品の視角(アングル)である。
参照:
『小説の書き方―小説道場・実践編―』(森村誠一/角川書店)<Amazonで購入>
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というわけで、
●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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フレームもいいけど、アングルも。
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それぞれの商品特性を理解して、
目の前の人に最適な提案をする。
素敵な仕事だなと思いました。
どうしても選びきれない場合は、店員さんに
「個人的なおすすめはどれですか?」
と聞きます。
で、もちろん聞いたあとは、よほどのことがない限り
「では、それをください!」
ということにしています。
すると、店員さんは間違いなく笑顔になります。
あなたの感覚を信頼しますね!という
最高の意思表示になるからだろうなと思います。
私はお酒のおすすめなどは、
一緒に食事に行った方や、
お店の方の意見を参考にします。
梅酒以外、あまりわからないので
日々これも勉強ですね。