『アマゾンと物流大戦争』(角井亮一著/NHK出版)vol.375

2016年10月18日

こんにちは、
本日の一冊は、
『アマゾンと物流大戦争』(角井亮一著/NHK出版)です。

『アマゾンと物流大戦争』(角井亮一著/NHK出版)

兵站(へいたん)、です。


本日の本は大げさなタイトルが
ついていますが、
いたって真面目な本です。


アマゾンを脅威に感じている
企業が多い昨今。


ではなにが脅威なの?


と聞かれたときに、
すぐに答えられるでしょうか?


今日の本には、
その答えがすべて載っています。


以前にも、


この著者の本
『オムニチャネル戦略』が
面白かったので紹介しました。
http://www.shirayu.com/letter/2015/000666.html


自分のビジネスに物流なんて
関係ないと思ったら大間違い。


しっかり目を通して、
経済の地殻変動が
なぜ起こっているのか?


ぜひ目を通しておいては
いかがでしょうか。

 

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『アマゾンと物流大戦争』(角井亮一著/NHK出版)

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なぜアマゾンの急成長に危機感を覚えるのか。
その理由は、彼らの本質が
「ロジスティクス・カンパニー」
であるからです。

「ロジスティクス(logistics)」
とは何でしょうか。
語源は軍事装備の輸送など軍事業務における
後方支援活動を意味する
「兵站(へいたん)」にあります。

第一に、ロジスティクスは
非常に参入障壁が高いものだからです。
洗練されたロジスティクスは、
一朝一夕に築き上げられるものではありません。

ロジスティクスを楽天は短期で買えるもの、
つまりコストだと考え、
アマゾンは長期で構築する投資だ
と考えたところに決定的な違いが現れました。

カクヤスは1店舗あたり1.2キロメートル
半径商圏というロジスティクスを見つけ出しました。
これが1.5キロメートルだと
面積が1.56倍、配送の移動距離も2倍になり、
コストが一気に増大するため、
1.2キロメートルがカクヤスのビジネス
にとって最も効率的なのです。

この報告書によると、再配達によるムダは
年間で約9万分の労働力に相当し、
金額にすると約2600億円にも上ります。

物流の専門用語に「リンク」と「ノード」
というものがあります。
リンクはつながり、つまりトラックなどでの配送です。
ノードは結び目、つまり物流拠点のことを指します。

商圏アナリストの中には、2024年に
アマゾンがウォルマートの売上高を
抜くだろうと予測する人もいます。

(略)ネットスーパーを成功させるための鍵が
「いかに小商圏で、短期間に会員を獲得するか」
にあることがわかります。

ヨドバシ・ドットコムは、
アマゾンに負けない成長率を達成しており、
上場企業ではないため数値は公表されていませんが、
2016年3月期の売上は前年比2割増の
年商1000億円に達すると見込まれています。

「在庫の一元管理」
「店頭とネット通販の価格統一」
「店員教育」の3つはオムニチャネルを
実現するための必要条件だといわれていますが、
ヨドバシカメラが早々にそれらを
実現していたことは注目に値します。


参照:
『アマゾンと物流大戦争』(角井亮一著/NHK出版)
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というわけで、

 


▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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「戦略の違い」で呼び名が変わる。

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そのビジネスにおける
成功要因はなにか?


そういえば経営大学院では、
何度もケーススタディを通して、
学んでいました。


なつかしい。


枝葉だけを見ていたら、
本質にたどりつけませんね。

 

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