『知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能』(野口悠紀雄著/朝日新聞出版)vol.380

2016年11月22日

こんにちは、
本日の一冊は、
『知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能』(野口悠紀雄著/朝日新聞出版)です。

『知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能』(野口悠紀雄著/朝日新聞出版)

消費財、です。


書店で本当に
人工知能の本が花盛り!


ですね。


芝蘭も関連書をたくさん
読んだりしていますが、
これらの流れで
何をつかまねばならないか?


ということを考えると、


知はどこへ行くのか?


ではないでしょうか。


それを知るためには、
いままでの「知の流れ」を
おさえておく必要がある。


というわけで、


『知の進化論』はなかなか
興味深く読めました。


一部の特権階級が
抱え込んでいた情報や知。


それが大衆のものとなり、
いまや人工知能がおまかせあれ!
とばかりに登場してきたわけです。


この本の帯には、やや大げさに
「大変化の時代を生き延びる方法」
と書いてあります。


書いてあるのは、
方法論ではなく
需要がどう変わるか?


です。


知識は資本財から、
最も価値が高い消費財になるだろう、
と著者は予言しています。


手段のための知識ではなくなる!


ということですね。


ビジネスモデルが大きく変わる
その狭間にいるのだということを
ひしひしと感じます。

 

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『知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能』(野口悠紀雄著/朝日新聞出版)

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中世までの時代、聖書は、修道院の聖職者に
よってラテン語で書写されていました。
聖書はラテン語記述のみが許されており、
ラテン語の知識がない普通の人々が
読むことはできませんでした。

「予備知識がまったくなくとも、
学習ができる」という意味で、百科事典は、
伝統的なアカデミズムの権威に対する挑戦でした。
これは、学問の大衆化を進めるうえで、
大きな意味を持つものでした。

アカデミックな世界では学問の体系を
知ることが必要だったのですが、
新しい世界では名前が必要になります。

ベーコンの方法は、
帰納法に基づく経験論です。
つまり、観察や実験に基づく
正確な知識を集めて、それから
帰納法によって一般的な結論を導き出す
という考え方です。

それに対してデカルトの方法は、
様々な事象を懐疑的に見て、
演繹法によって結論を導き出すというものです。

知識が必要だと私が考える
第2の理由は、質問をする能力を
知識が高めるからです。

知識が乏しい人は、疑問を抱くこともなく、
したがって、探求をすることもなく、
昔からの状態に留まるでしょう。

複数のソースから提供される
コンテンツを組み合わせたソフトウエアを、
「マッシュアップ」と呼びます。

情報技術の進歩によって情報や
知識の価値が低下していますが、
それは複製が容易にできるからです。
これに対して、リアルな公演そのものは、
複製することができません。

このようなフィルタリングが行なわれると、
ユーザーの世界観が操作され、
視野が狭くなってしまう危険があります。
パリサーは、これを
「フィルターバブル」と呼びました。

セマンティック検索とは、
「意味的(semantic)な検索」ということであり、
人工知能が検索キーワードの意味を理解し、
本当に必要な情報を選んでくれる技術です。

人々は、レコメンデーションによって
操作され、主体的判断能力を失う危険があります。

しかし、AIの時代には、モノづくりではなく、
ソフトウエアが中心になります。

豊かになるにつれて、
「それまでは資本財であったものが、消費財になる」
ということばしばしば起こります。
何かのための手段ではなく、
それ自体が目的になることが多くなるのです。

同じことが知識についても言えます。
というより、知識は、
最も高い消費財になりうると思います。


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というわけで、

 


▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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なにが変化しつつあるのか?を見極める。

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考えるきっかけを
いろいろと与えてくれる本でした。


それまで優勢だったものが
なぜ廃れていったのか?


この視点を身につけて
ぜひ時代のうねりを感じること。


これが大事だと思います。

 

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