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BOOK REVIEW書評

『在り方』(永松茂久著/サンマーク出版)vol.579

美意識、です。

 

わずか3坪のたこ焼きの行商
から事業をスタートさせた著者。

ご存知の方も
多いですよね。

書店で売れに売れている
『人は話し方が9割』(すばる舎)
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の著者でもあります。

そして永松氏の師匠は
多くの方がご存知である
あのベストセラー作家でもある
斎藤一人さんです。

それにしても、
『在り方』は、少し前からかなり
気になるタイトルの本でした。

帯にも、
「どう生きるか」よりも、
まずは「どうありたいか」

と書いてあり、
まさにいまの時代のテーマ!

ですよね。

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『在り方』(永松茂久著/サンマーク出版)vol.579
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混同されがちですが、
「生き方」と「在り方」は
似ているようで違います。
生き方が「人生の選択」である
ことに対して、
在り方は「選択の基準」なのです。

生き方を「DO」とするなら、
在り方は「BE」と言い換える
ことができるでしょう。つまり、
「どう生きるか」という
選択をするよりも、
「まずはどうありたいのか」という
選択基準を整えることが大切になります。

あなた自身の在り方、
つまりあなたから見たあなた自身に
対する美しいと思える姿、
心から望む在り方を発見するために
覚えておくべきことがあります。
それは、「正しさ」ではなく
「美しさ」を基準にして選ぶ
ということです。

まずあなたが自身の中にある
「美しいと思える姿」を中心に
考えていくことで、
「あるべき姿」ではなく、
「ありたい姿」を発見することが
できるようになります。

自分にとって美しいと思えるほうを選ぶ、
その決断の繰り返しが、
やがて「あなたの軸」になります。

「在り方」つまり自分の軸を
しっかりと持って生きていける
ようになると、人生が生きやすくなります。

自己肯定感、つまり自尊心の高い人
には特徴があります。それは人生に
手応えを感じた経験を多く持っている、
ということです。(略)この困難に
対しての向き合い方が
自己肯定感の高低を決めるのです。

人が自分を嫌いになるのは、
誇りを捨ててしまったときです。

やることをやっていないと、
人は自分のことを心から好きになれません。
好きになるためには自分と
向き合うことから逃げないこと。
それしかありません。

多くの人が自分の在り方で
生きていくことができないのには、
ひとつの理由があります。それは
「在り方を明確に言葉にできていない」
ということです。

在り方とは「自分がこうありたい
と願う姿」であり、「美意識」です。

「言葉にできているかどうか」
によって生み出される結果には
雲泥の差があるのです。

ともに歩くということは、
ともに命を使っていくということです。
その命という大切な時間をどう使うかは、
人生をどう豊かにしていくのか、
ということとつながります。

そもそもブランドというのは
結果として出来上がるものであり、
まわりに「あの人はブランドだ」
と認知されたときにはじめて
ブランドになるのです。

このような状況になると、
ここから求められる能力は、
知識の量ではなく
「どれだけ正確な知識を持っているか?」
が基準になることは明白です。

日本人には、昔からとても
大切にしてきた3つの「観」があります。
それは「無常観」「道徳観」
そして「大局観」です。

あくまでも私が聞いた一説ですが、
義という漢字は「我(自分自身)の
美しい在り方」という意味だ
ということです。

自分を甘やかすのではなく、
しっかりと向き合い、
その自分を認めること、それこそが
人生を愛するという本当の意味なのです。

そして、もうひとつ。
「自分を愛する」のではなく、
「自分の人生」を愛するのです。

参照:
『在り方』(永松茂久著/サンマーク出版)vol.579

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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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流儀がありますか?
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なんだか読んでみて
少し自分の中に、

さわやかな風
が吹き抜けていったような
そんな感覚になりました。

自分の「義」を明確にし、
それがいつしかまわりを含む
公を意識して「儀」となる。

それから次世代にむけて
受け継いでいく美しい在り方を
「流儀」というあたり。

なんだかしびれました。

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