『ネットビジネス進化論: 何が「成功」をもたらすのか』(尾原和啓著/NHK出版)vol.567
横糸、です。
分厚い本ですが、
ネットビジネスの進化が
わかるなら読んでみたい!
と思った一冊。
ネットビジネスのプレイヤーが
頭に入っていれば、
なるほど、そういうことだったのか、
とビジネスの構造が
見えてきたりします。
分厚いですが、
すぐに読める本でした。
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『ネットビジネス進化論:
何が「成功」をもたらすのか』
(尾原和啓著/NHK出版)vol.567
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最も大切なのは「入り口」です。つまり、「何を探すか」は
大きく「コンテンツ」「コマース」
「コミュニティ」の3つに分けられ、
「どう探すか」は「目的型」
「非目的型」に分けられる。何かができるように手助けすることを
「イネーブラー(enabler)」といいます。キャッシュレス化によって、
お金のやりとりがすべて「リンク」
になると、個人のIDと企業のIDも
つながるようになります。(略)
いままでネットショップでしか
とれなかったようなデータを、
リアル店舗でもとれるようになるわけです。すると、オークションで手間暇
かけて高く売るより、ちょっと
くらい安くてもいいから、
すぐにでも売りたいという需要が出てきます。
メルカリが狙ったのは、後者の人たちでした。「検索型」は、ボタンを押せば
すぐに商品が出てくる自動販売機よりも
さらに一歩進んで、注文するという
行為そのものがなくなる「完全自動化」
への道を歩み、「探索型」はコマースと
コンテンツとの境界がなくなり、
迷うこと自体が「エンタメ化」
していくと見ています。分類できないということは、
検索できないということです。ストック情報とフロー情報では、
ビジネスの設計の仕方が根本的に異なります。一方、フロー情報は1週間しかもたないから、
短期間でいかに回収するかという
ビジネスの設計が重要になります。つまり、無料の情報があふれている
現在において、人が情報を得るときの対価は、
①情報そのものの価値(情報コスト)に加えて、
②すぐに情報が手に入ること
(情報を探すためのコスト)、
③不安なく正しい情報が手に入ること
(情報の信憑性をチェックするためのコスト)
に対して支払われるのです。田尻さんは同書の中で、
子どもがハマる遊びの4原則として、
「収集」「交換」「育成」「対戦」の
4つを考案しています。一方、ゲームは、ケタ違いの
プレイヤー数を誇るだけでなく、
見て楽しむ層もかなりいます。だからこそ、
ゲーム実況だけで生活できる
ユーチューバーが何人も登場しているのです。一つは、ビジネスで成功するには
「タイミング」が重要だということです。
もう一つは、ネットビジネスは
「この先どこに向かうのか」ということです。では、ある技術が普及するかどうか、
普及するとしたらいつごろかを見極めるには、
どうすればいいでしょうか。たとえば、
「ハイプ・サイクル」(図29)が
参考になると僕は考えます。もう一つ大事なことは、この本で
何度も説明してきたように、
「機能価値」から「感情価値」へ、
人がお金を払う基準が移ってきている
ということです。機能価値はすでに
満たされつつあるだけでなく、
パクられやすい。しかし、
誰とどういうふうに楽しむのか、
という感情価値はほかのものでは代替できません。僕は「縦糸」「横糸」という
言葉を使いますが、ここでは業界が
「縦糸」にあたり、テクノロジーが
「横糸」にあたるわけです。ネットビジネスという「横糸」を得ることで、
あなたが本来やりたかったこと、
ワクワクすることという「縦糸」が蘇ってきます。参照:
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何が「成功」をもたらすのか』
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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やりたいことがあってのテクノロジーでは?
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なんでもそうですが、
構造とか、背景を知っておく
ってとても大事ですよね。
表面の上っ面の
言葉をつかめて動くのは
とてもムダが多い
と予感しています。