『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』(末永幸歩著)/ダイヤモンド社)vol.543
本日の一冊は、『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』(末永幸歩著)/ダイヤモンド社)です。
かえる、です。
ちょいちょい書店でも
見かけますよね。
アート思考。
わかるようでわからない。
で、いったいそれは
ひとことでいうと何?
と思いませんか?
アートを鑑賞できることとは
違います。
本書にはこう書いてあります。
↓
~~~~~~~~~~~~~~
アート思考とは、
過去に存在した「正解」に
左右されることなく、「自分だけのものの見方」を通じて、
「自分なりの答え」を
探求する営みです。
~~~~~~~~~~~~~~
と。
久々にワクワクしながら
読めた本です。
一気に読んでしまいました。
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『「自分だけの答え」が見つかる
13歳からのアート思考』
(末永幸歩著/ダイヤモンド社)vol.543
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<kindle版>
https://amzn.to/39WtGHbじっと動かない1枚の絵画を前にしてすら
「自分なりの答え」をつくれない人が、
激動する複雑な現実世界のなかで、
果たしてなにかを生み出したり
できるでしょうか?「すべての子どもはアーティストである。
問題なのは、どうすれば大人になった
ときにもアーティストのままで
いられるかだ」これは
パブロ・ピカソの有名な言葉です。「アーティスト」は、目に見える
作品を生み出す過程で、
次の3つのことをしています。
①「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、
②「自分なりの答え」を生み出し、
③それによって「新たな問い」を生み出すアートにとって本質的なのは、
作品が生み出されるまでの
過程のほうなのです。「興味のタネ」を自分のなかに見つけ、
「探求の根」をじっくりと伸ばし、
あるときに独自の「表現の花」を
咲かせる人―それが正真正銘のアーティストです。あなたは何番の絵を選びましたか?
そのとき、なにを基準にして
「すばらしい」と判断しましたか?
それが、いわば「いまのあなたが
持っているものの見方」です。カメラの登場により、
「目に映るとおりに世界を描く」
というルネサンス以降のゴールが
崩れてしまったのです。数学の答えは「変わらないこと」に
価値がありますが、
アートの答えはむしろ
「変わること」にこそ意味があるのです。「半分のリアル」しか描けない
遠近法に疑問を持ったピカソは、
私たちが3次元の世界をとらえている
実際の状態により近い
「新しいリアルさ」を模索しました。ピカソは次の言葉を残しています。
「リアリティーは君がどのように
物を見るかの中にある」(略)私が考える「アートの
2種類の見方=鑑賞方法」を
ご紹介したいと思います。
1.背景とのやりとり
2.作品とのやりとりここでいう「背景」とは、
「作者の考え」に加え、「作者の人生」
「歴史的背景」「評論家による分析」
「美術史における意義」など、
作品を背後から成り立たせている
さまざまな要素のことを総称しています。さて、20世紀のアートでは、
デュシャンが「美」のイメージとは
ほど遠い「便器」を作品に
仕立て上げることで、
「アート=視覚芸術」という常識を壊し、
アートを「視覚」から
「思考」の領域に移しました。20世紀のアートの歴史は、
カメラが登場したことによって
浮き彫りになった、
「アートにしかできなことはなにか」
という問いからはじまりました。今後、絵を前にしたときには、
ぜひ自分に問いかけてみてください
ー自分にはいま「なに」が
見えているのだろう、と。参照:
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13歳からのアート思考』
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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自分だけの答え、もっていますか?
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冒頭のキーワード、
「かえる」は、
本書を読むとすぐわかります。
変化の激しい時代において、
これが正解!が
もはや見つけられない時代。
頼れるものは、
どんな時代になっても
柔軟な思考なのだなと思いました。
この本を読んで
芝蘭なりに出した答えは、
「発想こそがアートである!」
ということ。
なにも芸術にたずさわる人
だけの領域がアートではない、
ということ。
新しい発想と挑戦が
見えるものがアートなのですね!