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BOOK REVIEW書評

『人気情報番組の放送作家がこっそり教える タダでテレビに取り上げられる方法』(石田章洋 著/日本実業出版社)vol.537

本日の一冊は、『人気情報番組の放送作家がこっそり教える タダでテレビに取り上げられる方法』(石田章洋 著/日本実業出版社)です。

 

 

メディアリテラシー、です。

テレビを見ない、
そもそも家にテレビがない、

という人も大勢いると思います。

とはいえ、
ビジネスをしているならば、

やはりマスメディアに
取り上げられるというのは
外せないですよね。

SNSの時代だからこそ、
SNS→テレビ
テレビ→SNS
という双方向の連動がなされます。

この手の本は
たくさん読んでいますが、
とても具体的で勉強になります。

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『人気情報番組の放送作家がこっそり教える
タダでテレビに取り上げられる方法』
(石田章洋 著/日本実業出版社)vol.537
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とくにテレビと相性がよいのが
ツイッターです。ある調査では
ツイッターのユーザーの約9割が
テレビを視聴しながらツイッターを
使用したことがあり、
そのうちの63%が見ている
テレビ番組についてツイートしたことが
あるといった結果が出ています。

ジャーナリズムの基本精神は、
「弱きを助け、強きをくじく」。

飲食店のために居抜き物件を
仲介するサイト「居抜き情報・COM」
によれば、飲食店は開店から
2年以内に約50%がつぶれてしまい、
16年以上続くお店は、
わずか6.3%だそうです。

「これ面白いから、みんなに伝えたい」
「これ許せないから、みんなに伝えたい」
「これ便利だから、みんなに伝えたい」
「これ美味しいから、みんなに伝えたい」
「これ感動するから、みんなに伝えたい」
これらがテレビマンの
モチベーションです。

テレビマンとは「伝えたがり」で
「それが多くの人に伝わると
うれしくてしょうがない」生き物なのです。

まず、次が
「テレビが飛びつく4原則」です。
1 「なぜ、今か?」がわかる
2 公共性がある
3 「なぜ、それか?」
(差別的優位性)がわかる
4 画(映像)になる

気をつけていただきたいのは、
「なぜ、今か?」が自社の都合で終わらないことです。

「差別的優位性」がある商品とは、
具体的には、次のような特徴がある商品です。
・斬新性、新規制
・珍奇性、意外性
・希少性、独自性
・信頼性、ブランド力
・物語性

オンリーワンには圧倒的な
「差別的優位性」があるのです。
「日本一・世界一」「最小・最大・最軽量」
「最年少・最年長」「最安値・最高値」も
オンリーワンの「独自性」です。

テレビの世界では、
「文豪の愛した温泉」より
「サルに愛される温泉」のほうが
画になります。

(略)結局のところ、
「画になる」とは映像によって
「見ている人の心が動くかどうか」
に集約されるのです。

封筒には、会社概要や、
過去に掲載された新聞・雑誌の記事の
コピーも一緒に入れましょう。
テレビの取材を受けたことがあるならば、
その際のDVDも添付してください。

テレビ番組向けのプレスリリースは
「タイトルが9割」と考えてください。

タイトルに求められるのは
「簡潔」でありながら、
「詳細」であること。

気になるプレスリリースを受け取って、
多くの人に伝えたくなったテレビマンは
電話での問い合わせの前に、
ほぼ100%の確率でプレスリリースに
記されているホームページを
チェックしたうえで、
取材依頼の最終判断をします。

プレスリリースで送る情報に関しては、
ホームページのもっとも目立つ場所に
「トピックス」として掲載しておいてください。

参照:
『人気情報番組の放送作家がこっそり教える
タダでテレビに取り上げられる方法』
(石田章洋 著/日本実業出版社)vol.537
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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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それは、画になりますか?
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文豪が愛した温泉より、
サルに愛される温泉の方が
「画」になる、と。

たしかに、
文章を見ただけで
映像が浮かんできますね。

ああ、なつかしい。

芝蘭もそういえば
かつてはシナリオを書いていたのでした。

心理的な変化とか
見えないものは画にならない、
とさんざん言われたことを
思い出します。

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