『すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法』(楠木建 著)/文藝春秋)vol.509
本日の一冊は、『すべては「好き嫌い」から始ま
好き嫌いです。
配信が遅くなりました!
ずっと買っていながら
読めていなかった本を読みました。
最初はエッセイかと思いましたが、
そこはやはりベストセラー作家
『ストーリーとしての競争戦略』
https://amzn.to/2RPMPm0
を書いた楠木氏です。
「好き嫌い」と「良し悪し」で
世界を見る人たちの違いを
教えてくれています。
面白かったです。
芝蘭はもちろん、
「好き嫌い」派なので
共感できましたね。
——————————
——
『すべては「好き嫌い」から始まる
仕事を自由にする思考法』(楠木建 著/文藝春秋)
<Amazonで購入>
https://amzn.to/2FLc5oq
<kindle版>
https://amzn.to/2RXMIVz良し悪し族は世の中を縦に見る。
見るもの聞くものを、
良し悪しの縦軸に当てはめて価値判断する。
「悪いこと」を指弾し、
世の中からなくそうとする。好き嫌い族は世の中を横に見る。
ミクロな視点といってもよい。
それぞれに好き嫌いが異なる
個人の集積として世の中をとらえる。自分の言葉で対象をつかみ、
自分の言葉で考え、自分の言葉で伝える力。
もっと言えば、「その人がその人である」
ための基盤。これが教養である。いくらカネを積んでも買えないものが
いちばん強い。そして結局のところ、
それがいちばんカネになるのである。考えるということはすなわち
言語化である。人は言葉でしか
考えられないようにできている。『ストーリーとしての競争戦略』
という本で「ストーリー」という
言葉にこだわったのは、そこに
「ゲームではない」という意味を
込めたかったからだ。好き:余人をもって代えがたい
嫌い:出すぎた杭は打たれない邪魔になるのはプライドだ。
プライドがある人はすぐに傷つく。
傷つくのはイヤで怖いから、
動けなくなる。客の評価がついてこなければ仕事ではない。
仕事で成果を出すためには、
他者にはない能力を
持っていることが必要になる。経歴とは状態を指している。
スタンフォードに「いた」、
マッキンゼーのコンサルタント「だった」、
アップルのマーケティングを率いて
「いた」というのはある時点での
その人の状態である。
一方、実績とは行為であり行動(の成果)だ。汎用的な言葉は便利な反面、
物言いが緩くなるというか、
言葉の解像度が下がってしまう。
これがイヤなのだ。誰からも好かれている人は
本当のところ誰からも愛されていない。「誰に嫌われるか」をはっきりさせる。
そういう人からはきっちりと
「嫌われにかかる」。
ここに商売の生命線がある。理念がないと、資本主義下の経営は
ややもすると金融資本主義的な
方向に転がっていく。理念とは、
その組織なり企業に固有の価値基準であり、
ようするに好き嫌いである。理念のない会社は、もはや会社ではない。
参照:
『すべては「好き嫌い」から始まる
仕事を自由にする思考法』(楠木建 著/文藝春秋)
<Amazonで購入>
https://amzn.to/2FLc5oq
<kindle版>
https://amzn.to/2RXMIVz
————————————
というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
——————————
良し悪しを振りかざしていませんか?
——————————
本当に面白い。
人の数だけ価値観があるわけで、
昨今の事象に軽くメス
をいれた感じのメッセージでした。
良し悪しを言い出したら、
はっきり言ってきりがない。
立場によって、
良し悪しは変わるわけです。
好き嫌いはいいです。
本当にブレないから!