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BOOK REVIEW書評

『「プロ経営者」の条件』(折口雅博著/徳間書店)vol.464

本日の一冊は、
『「プロ経営者」の条件』(折口雅博著/徳間書店)です。

『「プロ経営者」の条件』(折口雅博著/徳間書店)

センターピン、です。

さっそく本題にいきましょう。

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読んでくださっている方は
ご存知かと思いますが、

先日、グッドウィルグループの
会長だった折口雅博氏に
お会いしてきました。

センターピン理論が
気になって気になって!

2005年に出版された本ですが、
取り寄せて読みました。

芝蘭はこの折口氏の話を聞いて、
徹底した顧客主義だなと
感じました。

その秘密や強さはどこからくるのか?

ということで、読んでみました。

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『「プロ経営者」の条件』(折口雅博著/徳間書店)vol.464

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しかし、ここで「ゼロから1を創る」
考え方を持つとどうなるのか。それは、
どうやったらソニーを創れるか、
どうやったらトヨタを創れるかを
考えるということなのです。

人間はどういうときに悲しみ、
どういうときに喜ぶのか。
人間はどんなことをされたときに怒り、
どんなことをすれば許してもらえるのか。
他者とどんなふうに接すれば、
自分を受けいれてもらえるのか。

人生のステージが変われば、
出会う人も変わります。学ぶべきことは、
尽きることがありません。

倉庫をひと目見て、「ディスコしかない」
とひらめいたとき、同時に日本経済新聞の
見出しが頭に浮かびました。
「日商岩井、英国ウェンブリー社と業務提携。
日本初の外資系大型ディスコを手がける」

ディスコでも、他のビジネスでも同じです。
本質を突かなければ、
継続的な成功は絶対に望めません。
これを私は「センターピン理論」
と呼んでいます。

ある事業が成功するかどうか、
それはボーリングにたとえれば、
ストライクを取ることだと私は思っています。

“いつも大勢の人がいて、
毎日盛り上がっていること”、
すなわち「常に満員であること」
これこそが、ディスコのセンターピンなのです。

そしてグッドウィルのさらなる急成長を
可能にしたのは、求人側のニーズと
求職側のニーズをうまくマッチング
させるシステムを作ったことでした。

ベンチャー企業の生命線はスピードにあります。
ベンチャーは常に新しい市場を開拓しますが、
スタート時点で支店数や従業員数を
一気に増やし、圧倒的な市場性圧力を
手にしてしまえば、スケールメリットを
生かしたビジネスを展開して
他社を引き離すことができるのです。

認められた気持ちになると、
行動が積極的になるのです。積極的になると、
いいアウトプットが出てきます。

本当のベンチャー精神を
持つ企業というのは、ゼロから1を創る
ことの尊さを知っています。
一方で、その難しさも知っています。

では、介護サービスの場合の
センターピンは何かといえば、
「居心地の良さ」なのです。
介護サービスでは、医療機関が強いだろう
という声もありました。

しかし、私は、医療機関には
勝てると思っていました。
なぜなら、医療のセンターピンは
「技術力」なのです。

利益を上げる必要がなく、
競争相手もいないところに、
サービス向上の努力は生まれません。

プロは自分が何をしたいか、
ではなく、お客さまが何を望んでいるか、
から発想する。

経営というのは、
下りエスカレーターに乗って、
駆け上がっていくようなものだ
と私は考えています。

参照:
『「プロ経営者」の条件』(折口雅博著/徳間書店)vol.464
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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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それは本当にお客さんが望んでいることか?
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人を見るときの
大事な3つの要素について
こう書かれていました。

・能力
・情熱
・考え方

です。

そしてこれは足し算ではなく、
かけ算で見ることが大事!
だと。

言いかえればひとつでもゼロだと、
マズイということです。

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