『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』(エリック・バーカー 著/飛鳥新社)vol.438
本日の一冊は、
『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』(エリック・バーカー 著/飛鳥新社)
です。
セルフ・コンパッション、です。
タイトルはたしかに
少し大げさなように思いました。
ですが読み応えはあります。
子どもの頃からなりたかった
職業についている人は
わずか6%だそうです。
まあこのような感じで、
証拠(エビデンス)つきの結果と
成功法則をいろいろ紹介しています。
芝蘭は自信のジレンマを解決する、
という第5章が面白かったですね。
というわけで、
冒頭のキーワードを
セルフ・コンパッションにしたわけです。
——————————
『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』(エリック・バーカー 著/飛鳥新社)vol.438
<Amazonで購入>
https://www.amazon.co.jp/exec/
<Kindle版で購入>
https://www.amazon.co.jp/exec/
成功とは、テレビで華々しく
取りあげられるものとは限らない。
パーフェクトであることより、
自分の強みをよく知り、
それを最大限生かせるような
状況に身を置くことが何より重要だ。
私たちは「最良」になろうとして
あまりに多くの時間を費やすが、
多くの場合「最良」とはたんに
世間並みということだ。卓越した人になるには、
一風変わった人間になるべきだ。
自分のタイプと強みを知ったら、
次はどうすればいいか?
第二のステップとして、ムクンダは
「自分に合った環境を選べ」と語った。
私たちの文化では「グリット」
-何かに懸命に打ち込み、決して諦めずに
最後までやり通す力―こそが
成功への鍵だと叩き込まれる。
多くの場合、それは正しい。
グリットは、知能や才能がほぼ等しい
人びとの業績が異なる理由の一つだ。
楽観主義者と悲観主義者では、
世界の見方に天と地ほどの開きがある。
セリグマンはそれを「説明スタイル」
と呼び、永続性(Permanence)、
普遍性(Pervasiveness)、
個人度(Personalization)という
三つのPによって説明した。
では、どうやって自分なりの
ストーリーを見つけるか?
とてもシンプルな方法がある。
それは自分の死について考えることだ。
人は、いつでも楽であることを求めるが、
じつは本当の幸せをもたらすのは刺激である。
二つの魔法の言葉は、「もしも(If)」と
「そのときは(Then)」である。
予見できるどんな障害に対しても、
「もしXが起きたら、Yをすることで対処しよう」
と考えておくだけで、結果は大違いだ。
後進を育成することは幸福感につながる。
若い人を指導していることは、健康や収入に比べ、
幸福を四倍も予測させる要素だという。
では、自信に代わる概念があるのだろうか?
教育心理学者でテキサス大学准教授の
クリスティン・ネフは、それは
「自分への思いやり(セルフ・コンパッション)」
だという。
(略)自分への思いやりのレベルが
高い人は、現状認識も正確であることが
明らかになった。
役を演じる必要はない。
ただ最高の自分を見せること。
そうすれば人びとは本当のあなたを見るだろう。
有意義な仕事が長寿につながるとしたら、
あなたの寿命を短くするものは何か?失業だ。
多くの選択肢があるとき、人は二つの方法で対処する。
「最大化」と「満足化」である。
参照:
『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』(エリック・バーカー 著/飛鳥新社)vol.438
<Amazonで購入>
https://www.amazon.co.jp/exec/
<Kindle版で購入>
https://www.amazon.co.jp/exec/
——————————
というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
——————————
まず、自分に思いやりを持とう。
——————————
引用できませんでしたが、
本書に幸福の測定基準である
4つの要素!
が紹介されていました。
1.幸福感
2.達成感
3.存在意義
4.育成
分かりやすく言うと、
・人生から喜びを得ているか?
・業績で抜きんでているか?
・身近な人にポジティブな影響を与えているか?
・誰かの未来の成功に役立っているか?
ということです。
ぜひ自分の胸に手をあてて、
4つの要素から自分を振り返って
みてくださいね!
大事なのは、
セルフ・コンパッションです。