『アフリカ―資本主義最後のフロンティア』(「NHKスペシャル」取材班著/新潮社)vol.190
こんにちは、
本日の一冊は
『アフリカ―資本主義最後のフロンティア』
(「NHKスペシャル」取材班著/新潮社)です。
フロンティア、です。
昨年、
はじめてアフリカ大陸に
降り立ちました。
現地からメルマガを出したときも、
みなさんに喜んでもらえました。
あえて、下調べせずに
白紙で行きました。
が、行ったはいいのですが、
アフリカにどれだけの国があるかも
知りませんでした。
ぼんやりと
地図が頭の中に浮かぶ程度でした。
はい。
お恥ずかしい限りです。
ちなみに、
外務省のデータによると
53カ国です。
いまようやく本来の性格に立ち返り、
調べたい欲求が芽生えてきました。
ただ、これも2年前の本。
アフリカの進化の度合いは間違いなく
我々の想像を超えています。
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106104091/withup-22/ref=nosimケニアの人口はおよそ4000万人。
2004年に携帯電話を利用していたのは、わずか6%ほど。
250万人あまりにすぎなかった。しかし、わずか5年後の2009年。
利用者はおよそ8倍にふくれあがった。加えてアフリカの人々は世界でも有数のおしゃべり好き。
今やナイルパーチはウガンダの輸出高で2位を占める
主要な商品である。日本にも年間3000トンが輸出され、
白身魚のフライとしてレストランなどで売られている。21世紀に入ってから、国家と二人三脚で実行されてきた
中国のアフリカ進出は、実に43カ国、260プロジェクトにのぼっている。
石油、鉱物などの資源開発、道路、ダムなどのインフラ建設。
その投資額は400億ドルともいわれ、過去10年で2倍に増加している。とくに銅は、「産業の血管」と呼ばれ、電子部品や車の製造には欠かせない。
タンザニアでは、日本の約160倍もの割合で、
女性が妊娠や出産の際に命を落としている。ボツワナの紙幣のデザインを見ると、
政府が何を大事にしているかがわかる。
(略)ボツワナ政府はこれまで、教育には国家予算の実に
30~40%近くをまわしてきた。(2010年度で日本は4%程度)ボツワナの識字率は80%以上。
一握りの権力者や実力者に富が集中するジンバブエ。
こうした新しい裕福な黒人たちは
「ブラック・ダイヤモンド」と呼ばれている。南アフリカの1人あたりのGDPは、ジンバブエの15倍にも上っている。
IMFの調べによると、2009年度、ジンバブエの1人あたりのGDPは、
わずか375ドル。それに対して南アフリカは5842ドルに上った。参照:
『アフリカ―資本主義最後のフロンティア』(「NHKスペシャル」取材班著/新潮社)
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○ 紙幣に現れる世界観。
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ひとつだけ
真面目な話をしてもいいでしょうか?
トップの判断で、
国が栄えたり、大混乱に陥ったりするということを
この本を読んでいて強く感じました。
とくに、ルワンダを率いるカガメ大統領は、
「CEO大統領」と呼ばれているそうです。
とても興味がわきました。
たしかに、ルワンダについて書かれてある
第2章は読みごたえがありました。
アフリカのすべての国について
ざくっと知りたい方には、
『日本人が知っておきたい「アフリカ53ヵ国」のすべて』
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も読みやすくていいと思います。